MACD(移動平均収束拡散法)

MAは移動平均線(Moving Average)、Cは収束(Convergence),Dは分岐(Divergence)
という事でMACDと呼ばれています。

MACDの見方

MACDの見方はMACDがシグナルを上下に抜けた地点が売買サイン、0ラインを強弱分岐点と見る、
前回の反転ポイントを次回の反転の目安とする方法などです。

MACDとシグナルのクロス
・MACDがシグナルを下から上抜いた地点が買いサイン  
・MACDがシグナルを上から下抜いた地点が売りサイン

MACDの0ラインを強弱分岐点とみる
・MACDが0ラインを上抜ければ強気相場
・MACDが0ラインを下抜ければ弱き相場


MACD逆行現象
・逆行現象とはトレンドの終息又はトレンド転換のサイン
 価格は上昇(下降)しているがMACDは下降(上昇)しMACDが値動きと逆行している状態
 相場が天井圏/底値圏で推移している時の逆行現象の方が信頼度は高い


MACDの計算方法

MACD   短期指数平滑平均-中期指数平滑平均
シグナル シグナルはMACDを単純移動平均又は指数平滑平均させたものとなる。
単純移動平均シグナル=(当日MACD+前日MACD+2日前MACD+3日前MACD+4日前MACD)÷5
(5日平均)

RCI(Rank Correlation Index)(順位相関指数)


RCIは期間内の価格と日付に順位を付け、価格順位と日付順位の相関関係を表したテクニカル指標です。
RCIの見方は100%、-100%付近での逆張り、0ラインを基点したトレンドの転換/終息などです。

RCIでの逆張り


・RCIが100%付近に位置しているという事は天井圏を示しており売りサインとなる
・RCIが-100%付近に位置しているという事は底値圏を示しており買いサインとなる

トレンドの転換/終息をRCIで見る


・RCIがマイナスから0ラインを上抜けた地点を下降トレンドの終息、又は上昇トレンドへの転換と見る
・RCIがプラスから0ラインを下抜けた地点を上昇トレンドの終息、又は下降トレンドへの転換と見る

RSI(Relative Strength Index)(相対力指数)


RSI(相対力指数)はJ・W・ワイルダー(米国・テクニカルアナリスト)に開発されたテクニカル指標です。
過去の値動き幅に対する上昇幅の割合をグラフ化したものです。
RSIの見方は売られ過ぎ/買われ過ぎ水準、逆行現象、相場の強弱などです。
買われ過ぎ/売られ過ぎ水準
・RSIが70%以上の時が買われ過ぎ水準
・RSIが30%以下の時が売られ過ぎ水準

RSI逆行現象


・逆行現象とはトレンドの終息又はトレンド転換のサイン
 価格は上昇(下降)しているがRSIは下降(上昇)しRSIが値動きと逆行している状態
 相場が天井圏/底値圏で推移している時の逆行現象の方が信頼度は高い

RSIで相場の強弱をみる


・RSIが50%以上という事は計算期間内は値下がり幅より値上がり幅が大きかったことを示す。
 従って50%以上では相場は上昇傾向にある又は50%以下では相場は下降傾向にあると判断できる。

RSIの計算方法


RSIの計算方法は何通りかあるようです。
値上がり幅、値下がり幅の計算には通常は前日の終値と当日の終値を使用します。
Aパターン
RSI=N日間の値上がり幅平均÷(N日間の値上がり幅平均+N日間の値下がり幅平均)×100

Bパターン
一日目
RSI=N日間の値上がり幅平均÷(N日間の値上がり幅平均+N日間の値下がり幅平均)×100
二日目以降 (A=一日目のN日間の値上がり幅平均 B=一日目のN日間の値下がり幅平均
RSI=(A×(N-1)+当日の値上がり幅)÷((A×(N-1)+当日の値上がり幅)÷N+(B×(N-1)+当日の値下がり幅)÷N)