幸せだったと思う~♪
わたしと同じアラフィフ世代は、虎無竜さんの『ロード』を歌ってしまうと思いますが。
それって本当、真実だなと最近強く感じます。
例えば、取るに足りない小さな事で思いがけなく結構傷ついたり『わたし、間違ってないよね?』みたいな出来事は、よく母に電話で聞いて貰っていました。
母なき今、専らダンナさんが聞き役になってくれていますが(いつもごめん)。
が、男と女の違いでしょうか。『は?気にし過ぎ』『ソレが何か?』のような反応も多く、彼は全く悪くないのですが、小さな失望を感じることも確かです。
大抵のお母さんはそうだと思いますが、例に漏れずわたしの母も、丸ごとわたしを受け入れてくれました。『うんうん』と、いつも話を最後まで聞いてくれました。よっぽど悪くない限り、いつもわたしの味方をしてくれました。
そんな100%の味方、良いところも悪いところも丸ごと愛してくれる母のような存在は、もういないんだな~、とほんのり寂しくため息をつきます。
離れて暮らすようになってからの高頻度の電話。 また、二人で暮らしていた頃の日常。
ふたりでテレビのクイズを、フィギュアスケートの中継を、ニュースを見ながらとりとめない話をしつつ夕飯を食べている、そんなありきたりの日常。
そんな日常が、どれほど幸せな事だったかを今や思い知っています。
古今東西、同じようなことは様々な人が口にし、様々なところで目にします。言い古された手垢のついたフレーズのようですが、やっぱり真実だからなのですね。
そしてその渦中では気づくことなく、大抵『それ』を失ったあとその大切さを噛み締めることになる。
そんなものなのでしょう。
でもそんな日々が日常、だった幸せはずっと心の中で続くのです。
そして、このわたしの今のささやかな日常(家族、ペット、仕事、友達、同僚etc.)も、いつか思うときがくるのです。
『何でもないようなことが事が、幸せだったと思う~♪』と。
だからそれを忘れず、昔のことばかり振り返らず、今の幸せをちゃんと守っていくこと。今を存分に楽しむこと、味わうこと、心の隅に置いておこうと思います。
ありきたりの日常が、その後、幸せな日々に変わっていくって、なんか二倍幸せで素敵な感じですよね。