無事出産が終わり、初めての我が子、お腹の中に
ずっと、居たんだととても不思議な気持ちと同時に可愛くて可愛くてたまりませんでした
そんな中、
ここからが私の治療の始まりなのでした。
出産よく翌日
いよいよステロイドの大量投与！
投与当日、全く耳への変化を感じられず…
それでもまだまだこれからだ
と、
と、その時の私は、何日か投与すれば良くなるのだと信じ、待ち続けました
赤ちゃんのお世話も看護師さんに頼りながら、治療に専念できるようにしてもらい、
ストレスをかけないように、睡眠をきちんととらないと、と医師に言われながらも、
３日目の投与が終わり、５日目の投与が終わり、
全く変化のない左耳に不安を感じ初めたのでした。
ちょうどその頃でした…
点滴の投与で耳の自閉感が悪化するような感覚、左に体が引っ張られる感じや、ふわふわするめまいが出始めたのです
そして、
思うように体が動かなくなってしまったことに大きなショックを受けました。
母子同室で泣いている我が子を抱き、ミルクをあげながら…
ぼろぼろと涙がとまりません。
これは、産後のうつなんだろうか？？
自分の体の傾きを必死に直しながら、左耳から絶えることなく聞こえるジェット機音と機械音の爆音、出産直後の慣れない子育てで精神的に追い込まれていたのでした。
治療開始から１週間、10日目…
なかなか効果の出ない治療に不安と苛立ちが募り…
退院後の生活がとても不安でたまりませんでした
こんな小さなこどもを抱えて、ちゃんと育てていけるのだろうか。
こんな小さなこどもを抱えて、ちゃんと育てていけるのだろうか。自分の体をコントロールすることだけで必死なのに…と、隠れて病室のベッドで夜中に１人泣いていました。
この壮絶なもう１つの世界に来てしまったこと。
それは、
誰にもわかってもらえないと、どんどん卑屈になっていくのでした。