高知でリンパケア 

リラクゼーションサロン leiの徳橋です。


①のつづき

 

接骨院はマンションの1室から始まりました。


先生は若い20代後半で

イキイキとしたエネルギー溢れる女性


親戚ということもあり

コミュニケーションもよく取れていて


楽しく患者さんも口コミで


どんどん増えてきました。

 


私はそのうち

ほぼすべての仕事を任されるようになり

その嬉しさからどんどんストイックに

なっていきました。


 

朝の7時過ぎに鍵を開け、

掃除洗濯、書類整理、

9時からの診療を気持ちよく始められるよう

自分の全てを注いでいました。

 


マンションの一室で始まったその院は


どんどん流行りだし


 

もう一部屋借りよう

もう一部屋借りよう


と、どんどん拡大していき


5年たつ頃、そのマンションすべてを

買い取るほど大きくなりました。


 

レセプトも高知県下で一番出ていたとか。

 

その拡大していく様がなんとも刺激的で

 

その大きくなる過程で


先生はさらに免許を取るため留守がちになり

 


それを支えなければいけない

 


自分の枠を超えて


すべてを引き受けなければいけない



 

そんなプレッシャーが

どんどん自分を追い詰めていきました。

 


いろんな疑問が不満へと変わっていきました。

 


今思うと患者さん側の立場に

立ちすぎてしまったんだと

 


そもそも


『やらされている』


というスタンスだったこと



 

保険診療という『枠』



 

その『枠』の中ですべてを求める


 

患者さんと施術側の違い


 

何を求めてきているのか


 

それに応じて提供するけれど


 

その要求はどんどん大きくなるばかり


 

痛みにフォーカスすればするほど


 

迷路に迷い込んでしまったように


 

自分まで引きずられていく感覚


(問題を問題にしていたから)


 

どんどん身体がしんどくなっていき


 

ついに不満が爆発

 


もうこれ以上

私を差し出したくない


 

喧嘩別れに近い形で去りました。

 

③につづく