皆さん、こんにちは。MIHO KATOです。 ダイヤモンドバイヤーとして10年間、世界中の鉱山関係者やラボ、卸売市場を飛び回り、数万石以上のダイヤモンドを見てきました。 最近特に増えている質問が「ラボダイヤモンドって何?」「天然とどう違うの?」というもの。 今日は、初めての方でも「なるほど!」と思えるように、わかりやすく丁寧にお話しします。

ラボダイヤモンドって一体何?

ラボダイヤモンド(Lab Grown Diamond / ラボグロウンダイヤモンド)は、研究所の中で人工的に作られたダイヤモンドです。 名前は「人工」ですが、化学組成(純粋な炭素の結晶構造)・硬度(モース硬度10)・屈折率・輝きなどは、天然ダイヤモンドと100%同じです。 つまり「地球の中で何億年かけてできたか」「人間が数週間で再現したか」の違いだけなのです。

環境への負荷が少なく、採掘による児童労働や紛争の心配がないため、ミレニアル世代やZ世代を中心に急速に支持が広がっています。

実際に多くのブランドがラボダイヤモンドを主力に切り替えていて、私がよくおすすめしているMadison Diaもその一つ。高品質で透明度の高い石が揃っていて、初心者さんでも安心して選べるラインナップが魅力です。

ラボダイヤモンドはどうやって作るの?2大製法を簡単に解説

現在主流の作り方は大きく2つ。どちらも科学の力で「天然と同じ環境」を再現しています。

① HPHT(高圧高温)法

→ 地球深部を再現する方法(一番古くからある伝統的な製法)

  • グラファイト(炭素)を小さな種結晶の上に置く
  • 約1,400~1,600℃の高温+5~6万気圧という極端な高圧をかける
  • 数日から数週間で結晶が成長

この方法でできた石は、天然ダイヤに近い内包物のパターンが出やすいのが特徴です。

② CVD(化学気相蒸着)法

→ 最新技術でクリアな石を作りやすい現代的主流

  • 真空チャンバーの中にメタンガスなどの炭素源を入れる
  • マイクロ波やレーザーでプラズマ状態にして炭素原子を1層ずつ積み重ね
  • 数週間かけて厚みのある結晶を成長させる

CVD法は特に「Dカラー・VSクラス以上」のクリアで美しい石が作りやすく、最近の婚約指輪で人気急上昇中です。

どちらの製法についても詳しく知りたい方は、世界で最も信頼されている宝石研究機関GIA(Gemological Institute of America)のサイトがとても参考になります。ラボダイヤモンドの科学的な解説がしっかり載っていますよ。

天然ダイヤモンドとラボダイヤモンド 5つの違い比較表

項目 ラボダイヤモンド 天然ダイヤモンド
形成にかかる時間 数週間~数ヶ月 10億~30億年
価格(1ct目安) 天然の20~40%程度 高額(希少性による)
環境・倫理面 採掘不要・CO2排出少ない 鉱山開発による環境負荷・紛争リスク
品質の安定性 人間がコントロールできる 自然任せでバラつき大
再販・資産価値 現時点では天然より低い傾向 比較的高い(長期的には変動あり)

価格差が大きいので、同じ予算ならラボダイヤなら0.8ct→1.5ctなどサイズアップが可能です。 私がお客様に一番よく言われるのは「見た目も輝きも全く同じなのに、こんなに安いの!?」という驚きの声です。

品質をしっかり確認したいときは、国際的に評価の高い鑑定機関を利用しましょう。特にIGI(International Gemological Institute)はラボグロウンダイヤモンドの鑑定レポート発行数が世界トップクラスで、とても信頼できます。

結局どっちを選べばいい?私の10年バイヤー目線アドバイス

  • 見た目・輝き重視で予算を抑えたい → ラボダイヤモンドが断然おすすめ
  • 資産価値・伝統を重視したい → 天然ダイヤモンド
  • 環境や倫理に配慮したい → ラボダイヤモンド
  • 大きいサイズが欲しい → ラボダイヤモンド(同じ予算でワンサイズアップしやすい)

最近はラボダイヤの技術がさらに進化していて、肉眼ではほぼ判別できないレベルになっています。 実際に店舗で並べて見比べても「どっちがどっち?」と迷う方がほとんどです。

もしラボダイヤモンドを検討中なら、Madison Diaのような専門店で、4C(カラット・カラー・クラリティ・カット)の詳細がしっかり記載された商品を選ぶと失敗が少ないですよ。

最後に

ラボダイヤモンドは「安かろう悪かろう」ではなく、「賢い選択」の象徴になりつつあります。 これからジュエリーを買う方は、ぜひ一度ラボダイヤモンドも候補に入れてみてください。きっと新しい発見があるはずです。

皆さんの素敵なジュエリー選びを、心から応援しています!

著者:MIHO KATO (ダイヤモンドバイヤー歴10年)