この中で、とっても印象的で、
私自身を含む、子育て中のママに聴いて欲しい
そんなエピソードをご紹介しますね
寂聴さんは、この本の中で、
弁護士の中坊公平さんについて語っていらっしゃいます
《中坊公平さんとは Wikipediaより》
森永ヒ素ミルク中毒事件や
豊田商事の被害者救済に弁護団長、
破産管財人として尽力し、
日本弁護士連合会会長や
整理回収機構の初代社長を務めた。
1999年に設置された
司法制度改革審議会において委員として参加し、
法科大学院や裁判員制度の導入に尽力した。
戦後日本を代表する弁護士であり、
「平成の鬼平」とマスコミ各社に名付けられ呼ばれた。
その凄い人の中坊さんを育てられたお母さんが凄かった
中坊さんは小学生の時、
全く勉強ができなかったそうです。
でも、そんな子ども時代、
何をしても怒られなかったんだって
ビリの成績をとってきたら、
「お前は人間が立派だから、それが１番いいことだ。
それに下から数えたら１番だ。
何でも１番がいいんだよ。」
と言ったそうです。
それから、中坊さんは勉強がしたくなって、
頑張ってみたところ、トップの成績になったとか。
そうしたら、
「あぁ、やっぱりお前は天才だ。
本当は才能があったんだ。」
と言ったそうです。
そうすると、今度はあまり勉強しなくなって、
今度は真ん中あたりの成績になったんだとか。
そうしたら、
「ちょうど真ん中だ。
人間はすべて中庸で真ん中がいいんだよ。」
こう言われたそうです。
これ、自分がお母さんの立場になった時、
絶対言えんわ
ぎゃふん
もちろん、わが子は可愛いし、大事やし、
自分の道を歩いていって欲しいと思う。
そして、自分の好きなことを見つけて、
どんどん進んでいってくれたらいいと思う。
でもでも、
めっためたの成績表もらって帰ってきたり、
個人懇談でビリですって言われた時、
こんな対応できるかな
って考えたら、
やっぱできん
…でも、忘れたくないのは、
小言は言うし、
怒るし、
イライラもするけど、
やっぱりママはあなたの味方だよって、
何があっても応援するよって、
どんなあなたも受けとめるよって
伝えることだなと思います
すっかり寂聴さんのお話の面白さにハマり、
次はどれを貸りようか思案中
出家する日も近い
