ハトとフラミンゴは雛に餌ではなくミルクをやる。
正確には「そ嚢乳」「ピジョンミルク」と呼ばれる物をそ嚢(焼き鳥で言う砂ズリ)から分泌し、親鳥が雛に与える。
知っていた。しかしながらインコ用の餌で成功した例もあるし、イケる!私はやれる!という根拠のない自信に満ち溢れているオバサンはやってしまう。
ヤフオクでギンバトの有精卵即決。
入札で競り合ってなどいられない。私の人生はもう折り返しているのだ。
初チャレンジは発泡スチロールとパネルヒーター、サーモスタットで手作りの孵卵箱で始めた。
3時間おきに45度転卵する。
5日目で血管が見えれば取り敢えず孵化へのスタートが切れる。
眠くてもー辛くてもー卵を回す。
三日目…ん???んんん??卵が熱々?!ああぁぁ(TдT)サーモ抜けてるーーー茹だってるーーー(TдT)
諦めない。2回目。発生なし。3回目、孵化器(手動転卵の最安値のやつ)購入。あ。。。見える!!!血管見えるーーーー!!!!。。目から汁が出そうだった。
感動。も冷めやらぬうちに犬にコンセントを抜かれてしまう。
4回目、焦るあまりギンバトと白鳩の卵を間違えて落札。親切にも出品者の方が知らせてくださった。
しかも「またこの人?」と哀れに思ってくださったのか仏のような慈悲の心で私に高級自動転卵孵卵器(商品名リトル・ママ)を貸してくださった。
私は勝ったも同然と勝利を確信。
が、甘かった。発生はするものの中止卵(卵の成長が止まること)になったり苦戦した。
7度目くらいだろうか。
初めて雛が孵った!
もぅ浮かれに浮かれた。
鳩の雛は恐ろしく不細工だが愛おしい。
餌もちゃんと飲み込んでくれる。大丈夫だ。
私の頭の中はにわかマジシャンだった。
しかし、翌朝、私の愛鳩は僅か一日で生涯を終えた。
ごめんなさい。。
もっと勉強します。私は人工孵化に成功した方を紹介していただき、教えを請うた。
とても親切に且つ丁寧にいろんなことを教えてもらえた。
ちゃんと鳩用の人工飼料もあった。ただそれが。。。めっちゃたけぇぇぇーーー!!!
たしか7000か8000円くらいだっただろうか。
クッ…もうあとには引けない。
私はやる。
必ずやる。
その後も何度か失敗が続き2羽目が孵った。
今度こそ。
最初の3日が勝負ですと言われた。…3日しか育てられなかった。
ゴメンナサイ…(TT)
ここで諦めて作戦を変えた。
もぅ親を購入しちゃおう!!!
そしていいとこまで親に育ててもらおう(о´∀`о)
結局私はギンバトのペア、ジュズカケバトのペア、そして何故かクジャクバトまで勢い余って購入してしまった。
クジャクは巣立ち前だったので少し挿し餌をしたので今も手乗り☆
ギンに比べ重量感のある鳩だが、とても甘えん坊で可愛い☆
肝心要の小鳩たちは今まさにうるさいくらい「スキーーー!!」「ダイスキーーー!!」と愛を囁やきあっている。静かにやれ。
もちろん鳩も猫やらイタチやらに殺られないように室内で飼育。もぅ何が何やらわからない家だ。
だがそれがイイ。