こんにちは。
本と雑誌のデザイナー mihoです^^
今回はデザインのことについてお話ししたいと思います。
せっかくなので画像も作ってみました
ちょっと長くなりますがデザインに興味がある方は
ぜひ読んでいってもらえると嬉しいです!
昔、美大受験のための
予備校に通っていた時に出された課題を
ふと思い出して
「あの時は意味不明な課題って思ってたけど、
今思うとすごく大切な基礎だったな〜」と
思った課題を紹介します!
それが…
「線一本だけを描きなさい。
また、線で分断した面を
白と黒で塗り分けなさい」
というもの!
画用紙に線一本だけを引いて、
白い面と黒い面に塗り分ける。
ただそれだけ。
例えばですがこういう事ですね↓
すごく簡単に見えるけど
実は、全てのジャンルのデザイナーに必要な
感覚とか技術とかを総動員させないと
なかなかイイ構成にはならないんです。
デザイナーの皆さん、
まずは是非やってみてください!!
今思うと、この課題で求められるものは…
◯構成力
◯バランス感覚
◯気持ちのいい線を描く力
かな〜と思います。
まず構成力は、
画面をどういう風に白と黒の面に塗り分けるか。
何千といる受験生の中、この単純な課題で
いかに目を引く画面にするかを
考え出さなければいけません。
バランス感覚は、
画用紙をどういう比率で
黒と白に塗り分けるか。
1ミリ違うだけでも綺麗に見えるか
野暮ったく見えるかが変わってきます。
そして最後に気持ちのいい線を描く力。
手書きの場合は直線も
自力で美しく描く必要があるし、
デジタルの場合は、
気落ちのいい美しい曲線を
選び取る力は必須です。
チラシとかバナーで、歪んだ、いびつな曲線
(気持ちよくない曲線)を
たまに見かけるんですよね…
普段仕事でデザインをする時って
「何色を組み合わせようかな〜」とか
「どんなモチーフを入れようかな〜」とか
あしらいを重視する人も多いかもしれません。
でもそれ以前に必要な、
デザイナーとしての感覚の土台を
この課題で学ぶことができたなと思います。
今思えば…。笑
ちなみに当時の私は
うろ覚えですが下のような
構成にした記憶があります。
緊張感のある画面にしたいなと思い
黒の割合を少なくして
鋭利でピンと張ったような
イメージで描いたような気がします。
初心に戻り、
こういう基礎中の基礎!!みたいな勉強も
たまにはやっておくべきだなあと思いました。
少しでもデザイナーさんの
お役に立てると嬉しいです^^