今日、3月21日は青木美保としてデビューさせて頂いた
記念の日。
青木美保の誕生日です。
あの日から、何と26年のときが流れました。
26年前の今日、当時、徳光和夫さんが司会をなさっていた
ズームイン朝に生出演。
「これからうちの局でたくさん仕事して、仕事に来たときに
使ってね」と、徳光さんに社食の回数券を頂きました。
ガチガチに緊張していた私を、どれだけ和まさせて
下さったことか。
と同時に、そんな思いやりを態度に表せる人にならなきゃ…と
デビューの日、徳光さんに教えて頂いたのでした。
午後は、銀座三越の屋上で、デビュー曲記念発表会。
あの銀座4丁目の角、三越の建物に、私の名前とデビュー曲
発表会!と書かれた大きな垂れ幕がかかったのです。
どひゃ~これって私のこと?目を疑う出来事でした。
新人歌手でそんな垂れ幕をかけて頂けるのは、異例だったとか。
3月だというのに、みぞれまじりの雨がふるとっても寒い日で、
マイクを持つ手が震えてしまったことを思いだします。
つい最近、写真を整理していて出てきた、その日の貴重な
記録です。

デビュー曲「人生三昧」を作曲して下さった、岡 千秋先生が
ゲスト出演、「浪花恋しぐれ」を一緒に歌わせて頂きました。
うわぁ~本物だ!!
歌いながら、岡先生の渋い声に感激したのでした。
デビューの2年前、五木ひろしさんのファンクラブの集いでの
カラオケ大会で歌ったとき、五木さんご本人にスカウトして
頂いたことがデビューのきっかけでした。
青木の「木」は、五木さんの「木」を頂いて、命名して頂いたのです。
夢のような話しって言葉があるけれど、まさにあの瞬間は
その言葉そのもの。
その瞬間を一緒に見守って下さった、五木さんのファンの方々には、
デビュー以来たくさんの応援を頂いていて、この日も
大勢の方々が駆けつけて下さいました。
デビューの年は、堀越高等学校3年生。
仕事優先の生活に変わって、試験の日も登校出来ない
こともあって、これまで通知表で見たことのない
「えんとつ」や「あひる」の数字が並んでしまったことも(>_<)
私のデビューは、とても恵まれた環境でした。
衣装は五木さんのスタイリストさんが、定期的に
新調してくださって、それを着るのが当たり前。
TVやラジオの歌番組も、五木さんと一緒に出演させて頂く
ことがたくさんあって、これもあたり前。
でもそれは、五木さんは勿論、周りのスタッフのみなさんが
私を売り出すにあたり、細やかな配慮をして下さって
いたのだということに気がついたのは、少し時間が経って
からでした…
あれから丸26年。
今年、新たなスタートを切ることが出来るのも、いろんな形で
支えてくださる皆さんがいて下さるからだということ、
忘れてはいけないと思っています。
デビューした年を1年目と換算するので、今日から27年目。
あせらずゆっくり、今自分に出来ることを、懸命に頑張って
いきたいと思います('-^*)/