振り返りの続きです。

就労施設宛ての文書です。

2020年6月26日

いつもお世話になりありがとうございます。

FAXで申し訳ございませんが、最近の夫の様子をお知らせさせて頂きます。

朝はきちんと6時30分くらいに起きますが、夜が熟睡できていないように感じています。習慣で、トイレに何度か今までも起きていましたが、最近は起きると何度かに一度、自分の影に反応(不穏な感じ)したり、誰か(幻覚)と話をし笑っています。

そのせいで、寝不足を感じることは今のところありません。

鏡現象は以前よりは解消されましたが、急に不穏になるときはあります。

最近は、自分の手足が自分のものと認識出来なくなってきています。

「これは誰の足や?」「これは誰の手や?」と聞き、じっと手足を見つめているときがあり、そのせいか、手遊びが出てきていて、テーブルの上を人差し指と中指でカタカタを鳴らしたり、グーパーと手を握ったり開いたりしています。

今は、井上陽水のコンサート(ブルーレーイ)を喜んで見ていて、お気に入りの曲が流れると、鼻歌を歌って、一曲終わるときちんと拍手し、掛け声もかけています。

総体すると、機嫌も悪くなることは少なく、穏やかに過ごしていますが、就労施設では、じっと集中して作業が出来にくくなっているようで、気になり、ご連絡させて頂きました。

自分の手足の認識が出来なくなりつつあり、作業中にも、手を見つめたり、手遊びをしていることがあるのでは?と思っています。

 

次は、就労施設の担当者様からの文書です。

これは、だんな様の鏡現象がひどくなり、病院へ予約外で連れて行くときに頂いたものです。

2020年7月

7/3(金)15:30頃、ものすごい形相で廊下を歩いておられ、後ろを振り返っては「あっち行けや」と身振り手振りをしながら不穏な状態がありました。そのため、声掛けを工夫し作業場へ戻って頂きましたが、作業や塗り絵などにはほとんど手を触れずその後も廊下を徘徊されていました。

喫茶室で音楽を聴いてようやく表情は安定してきました。

7/6(月)から7/8(水)

作業ペースは以前に比べ遅くなっていますが、午前中はマイメースで取り組まれています。午後からは集中力が欠け、まわりの様子を伺ったりウトウトしたり作業には手を付けることが少なく、塗り絵などをして過ごして頂いています。

7/9(木)15:30頃トイレの鏡を見て、不穏な表情で右手の握りこぶしで叩いているのを目撃しました。声掛けをするとその場は落ち着かれましたが、時間が経つにつれて表情が険しくなってきました。

帰宅時の送迎車の中では、ウトウトとしていることがおおいです。

7/10(金)午後からはほとんど作業が出来ず、廊下と作業場を行き来されていました。また、同室の利用者様が作業場が出ると一緒に出て行かれ、行動に迷われることが多くなってきています。

乱雑な文章で申し訳ありませんが、受診時の参考にしていただけたらと思います。

 

このころになると鏡現象がどんどんとひどくなり、家の壁を叩き穴をあけたり助けてくれとおびえたりと感情の起伏が激しくなってきていました。

この時に思ったことは、トイレ介護、おしめ交換、食事やお風呂介護、車いす介護など、身体的は介護は自分の体が大変でもなんとか頑張れる、でも、精神的な病状に対しての介護は限界が来るのでは?

そんな不安がいっぱいな状態でした。

⑦へ続きます。

 

 

*4年前の今日、2019年9月15日にだんな様とホテイアオイ定植農園に行ったときです。

 

 

 

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