昨日、病院での面談がありました。

今回は次女ちゃんも一緒に行きました。

だんな様の様子は、相変わらず廊下を歩き、疲れたら定位置のソファーでくつろいでいるそうです。

主治医が「○○さんのソファー」と話されていました。

もう、病院のソファーではなく、だんな様の物になってしまったようです(笑)

最近、夕方になると、机を動かしたり、椅子を重ねたりするそうです。

そんな時は、看護師さんが一緒に歩いたりして気をそらすと、落ち着くそうです。

(きれいにお片付けしているんだろ~な~几帳面やからな~)

身内びいきですので、良いように考えてしまいます(笑)

地域包括センターへで相談し、入浴介助に5人掛りでは、施設入所は難しいと言われたと話をしました。

主治医は、「それを解消するには、薬を増量するしかないが、それはどうかなのか?進められる対策ではないです。」

「若くて体が大きく力があるので、とうしても敬遠してしまうんでしょうね。」

「○○さんは入浴時の拒否があるけど、他の時は穏やかにマイペースに過ごされているしな・・・」

「もっと高齢の方のほうが、介護しにくい方たくさんいるけどな・・・」

主治医もそんなことを話され、困惑気味でした。

作業療法は、4月から担当の方が変り、かわいい女の子です。

宮崎出身で、だんな様と同郷です。

「ご家族のお話をしたり、宮崎のお話をすると、素敵な笑顔が見られます。」

「背が高くて、かっこいいですね~と話していると、ニヤ~っと笑ってくれます。」

「ハイ、結構なナルシルトなので、どんどん言ってあげてください。一番の笑顔にさせる方法だと思います。」

そう言って私と次女ちゃんでうなずきながら話をしました。

預けていた写仏の本は、筆ペンで書いたりエンピツで書いたりしているようです。

以前のように、きれいに線をなぞることはできませんが、あちこちに無造作に線を描いているようでした。

みんなで何かをすることはせず、部屋の一番後ろに立ち、見学をしていて、みんなが手拍子をすると、一緒に手拍子をしている時もあるそうです。

総合的に見ると、穏やかに過ごしているようですが、お風呂介助だけが問題なようです。

その問題が、特養入所の関門になっているという悲しい状態です。

取り合えず、今の状態で入院を続け、病院からの要望もあり、特養申込をもう一件しようと思います。

次の特養もダメならば、当面は入院して状態をみて行こうと、これは私自身が思いました。

面談も終わり、だんな様を面談室へ連れて来てくれました。

お風呂に入った後だったので、何だか顔がスッキリとしていました。

ご機嫌もよく、私と次女ちゃんの横に座り、笑っていました。

問いかけにも、「うん」と言ってニコニコしていました。

ケースワーカーさん、看護師長さん、作業療法士さんを交えて、だんな様と話しました。

「背中が丸まってるから背筋のばしてピンとしてね。」

この間、言ったらきちんと背筋をのばしたので、期待を込めて言いました。

すると、今回は、背筋を伸ばして、ピンと立ち上がりました。

「お~いい姿勢やわ~その調子やよ~」

「また、会いに来るから、元気でいてね~」

だんな様がニコニコしながら部屋を出ました。

すると、看護師長さんが戻って来て、「少し遠めですが、マスクなしでお顔を見てください。」

だんな様を見ると、まだニコニコと笑っています。

最後に、気をきかせて頂き、うれしかったです。

不穏な時もありますが、人間だれしも、生きていたら感情の起伏はあります。

これを、病気だからと言い、過敏に反応するのも良し悪し、だんな様も生きています、感情もあります。

ただ、上手く人に伝えられなくなっただけです。

これは、病院できちんと生活が出来ているだんな様を見たから言えることです。

主治医を始め、病院のスタッフ全員がだんな様のことを思い、お世話をしてくれている、本当にだんな様も私も幸せです。