昨日、次女ちゃんの部屋を片付けていると、だんな様の話になりました。

1年から1年半くらい前です。

次女ちゃんが何を思ったのかギターを買いました。

練習して簡単な曲が弾けるようになると、だんな様は嬉しそうに曲に合わせて鼻歌を歌っていました。

フォークソング全盛期のころに青春を謳歌していたので、興味津々です。

「ちょっと弾かせてくれや~」

次女ちゃんにおねだりしています。

「ちょっとだけやよ~」

次女ちゃんがキターを渡すと、うれしそうな顔をしています。

ジャラ~ン、音が出ましたが、いつまでたってもジャラ~ンばかりです。

「ギター教えてくれ~」

次女ちゃんにお願いしています。

「私も勉強中やから、ちゃんと出来たらパパに教えるわ~」

それ以降、数回程度次女ちゃんはギターを弾きましたが、肩関節壊死があり、痛くてギターをかかえることが出来なくなりました。

そして、次女ちゃんの部屋の片隅にギターが置き去りになりました。

それから半年くらい経ちました。

一日目、次女ちゃんの部屋の片隅のギターが2mくらい移動してタンスにもたれかけられています。

次女ちゃんが私に

「ママ~ギター弾いた?」

「弾いてないよ~」

「ギターの置いてある位置が変わってる~」

「ママが違うんやったらパパしかおらんな~」

「ギターもういらんのか?って聞いてたもん(笑)」

「ギターが歩いたってか?(笑)」

その日、だんな様には知らん顔で、元の位置にギターを戻しました。

さて、次の日はどうなっているのか?

私と次女ちゃんは気になりながら、見て見ぬふりです。

すると・・・

ギターは部屋の入口付近に移動していました。

前回より、大胆な行動です。

次女ちゃんの部屋からもうすぐ出られる場所です。

そこで、この場所に置いておいたらどうなるか実験です。

しかし、その位置から2~3日経っても変化なしです。

その間にギターの事は忘れてしまったのか?

そうでもなさそうです。

「パパにギターちょうだいや~」

5日目くらいにそう言ってきたのです。

他の事はすぐに忘れてしまうので、なぜギターの事はずっと覚えていられるのか?

謎でした。

「いいよ~肩も痛いし、弾かれへんからパパにあげるわ~」

「ほんまか~ありがと~」

だんな様、満面の笑みです。

その日から、ギターを弾きだすのかと思っていましたが全く弾かず、次の日です。

ギターの位置は元の次女ちゃんの部屋の片隅に移動していました。

それっきり、だんな様はギターを弾かず、位置も変えずです。

「何やったんや~」

これが、私と次女ちゃんの感想でした。

未だに謎です。