修理と靴
前回書いた、浅草コブラーズさんへ持っていった靴とは別に、ユニオンワークスさんでお願いしていたつま先修理ができていたので、ピックアップしてきました。
時間があったので、ユニオンワークス青山店からその足で、骨董通りのブリフトアッシュさんでポリッシュをお願いしました。
写真がアレなので、伝わりづらいですが、「濡れているような」(byハセガワさん)輝きです。
普段は自分でポリッシュしますが、たまにプロにやってもらうと、本当にほれぼれしますね。
ちなみに、「雨と靴」の写真と同じクォーターブローグで、ラウンドトゥのフォルムも似てるんですが、違うメーカーです。
バーガンディーとバーントパイン(ミディアムブラウン)なので、並べると大分違うんですが、周りの人から見たら、2足あるとは気づかないかもしれません。
クォーターブローグ好きなんですよね。。。
そういえば、ブリフトアッシュさんでポリッシュしてもらった後、先がアンティークゴールド色の金属になっているシューレースがこの色の靴に合うということで、取り替えてもらったんですが、いい意味で目立ってなくて、気に入りました。
やり過ぎかなとも思ったんですが、意外と落ち着いていて、この色の組み合わせはオススメです。
靴と雨~その後
雨の日に履いてから2日。
ソールはまだ湿っているけど、アッパーは乾きました。
というわけで、アッパーのメンテナンス開始!
まずは、ブラシでホコリを落としてから、リムーバーを使って、汚れや古いクリーム&ワックスを取ります。
古いクリームが落ちると、マットな感じになり、革がだいぶさっぱりします。
このままだと、革が乾燥して大変なことになるので、乳化性クリームで油分を入れます。
これには、保湿、防水、補色といった目的があり、重要というか、マストです。
乳化性クリームは瓶に入って売ってます。アッパーの色に合わせたものを使います。
ちなみにこれは、モゥブレイのレッドマホガニーという色です。
靴に塗る時はペネトレイトブラシという小さいブラシで塗布すると便利です。
ブラシに色がつくので、靴の色の数だけブラシが必要になるのが、ちょっとめんどくさい。
少量をうすーく伸ばすのですが、最初にアッパーとウェルトの間をぐるりと1周塗って、そこから上に向かってのばしていくと、いい感じです。
だいたい全体に行き渡ったら、いわゆる靴ブラシ(豚毛)でゴシゴシ磨いて、革の内部にまでクリームを浸透させていきます。この時点で良い革はマットな質感からウェットな質感になり、ぐっと光沢が出てきます。
だいぶキレイになりました。
ここまでで、通常のお手入れとしては、十分なのですが、さらに防水性&保護性を上げるためと、見栄えを良くするために油性のワックスで磨きます。
でも今日は疲れたので、週末にやることにします。
では。




