Unisonic -82ページ目

拡張開始!

カテーテルや点滴も外れ、食欲も(すごく)出て来てだんだん体も動くようになって来ました。

すると始まるのが膣拡張(ダイレーション)です。
手術で造った膣は、体から見れば傷に過ぎないので、そのままにしておくと、収縮や癒着をおこし消滅してしまうんだそうです。
せっかく造ったのにそんなのやだ~(ノ><)ノ
そんな訳で最初の三ヶ月間は1日3回、2時間づつ行わなければいけないそうで…。







始めは看護婦さんが全部やってくれるので、それを見て自分でできるように覚えていくんです。
まず精製水に薬品2種類混ぜて消毒液を作ります。
それを注射器を使って患部にかけ、膣周辺を洗浄します。
次に綿棒を使って汚れや老廃物を取り除きます。
そしてコンドームを被せたダイレーター(拡張棒?)と膣口周辺に、抗生物質入りクリームを塗りいよいよ挿入。

最初ははっきり言って怖いです。
だって体に穴開けて、そこに棒を突っ込むんですよ!

いたたたたたぁー!・・・て、あれ?そんな痛く無いよ( ' - '*)
てゆーか、圧迫感とかはあるけど痛みはそれほど…。

でも最初が結構楽だった分、後で地獄を見るんですね~。怖いですね~?


ハングリー?

股間のパックが外れて2日後に、尿のカテーテルが取れます。
こちらはすごく簡単に終わります。
看護婦さんが来て、洋式トイレ(言い忘れてましたがシャワールームと一緒にトイレ、洗面所が各病室にあります)に座るように言われます。
そしてリラックスするように言われると、カウントダウンを始めます。
「3・2・1」…え、え?
ポンッ!
まぁ、そんなに痛く無いからいいけどさぁ(-.-;)

でもこれで邪魔な物は体から全て無くなりました(っ≧ω≦)っ

そうすると今度はお腹が空いてくるんですよ。
イヤ、もうその前からなんですけどね。

寝たきりの時の流動食は、最後の二日ぐらいはほとんど食べてないので、体力もかなり落ちてしまいました。
動けるようになってからは普通の食事になります。
食事はタイ料理か洋食か、各2種類から選べます。
またそれとは別に日本食もありますが、お勧めしません。
洋食から選ぶのが無難です。
どちらにしてもあまり病院食と言う感じはしないです。

三食きちんと食べてるのに、夜になるとお腹が減ってしかたないf^_^;
なんで?流動食の反動?

たまたまお見舞いに来てくれたFTMのTさんがくれた差し入れがあったので、何とかそれで食いつなぎました。なんて書くとよほどひどい食事しか出されないと思われるかな?
そんなことは無いですからねー!


やっと動ける!

7日間の寝たきり生活もいよいよ終わり、股間のパックと膣からのカテーテルもやっと外れます。
まだ尿のカテーテルはくっついたままなので、「自由だーっ!」という訳でも無いですけど(¨;)

処置の方はミニオペ室みたいな所で行います。
全身麻酔とは違いますが、注射を二本ほど打たれると意識がだんだん遠のいて…いつの間にか終わってます。
アテンダーさんからは、局部麻酔だけだと思うと言われてたので、かなり覚悟してたんですが、少しずつやり方は改善していっているみたいです。

これと前後して、点滴も外れ、食事も変わります。

言い忘れてましたが、オプションのペインフリーは、よほど痛みに強いと自信が無ければ頼んだ方がいいと思います。
2500バーツ程かかりますが、かなり効果はあると思います。
点滴と一緒にモルヒネ系の薬品を、一定量になるように機械で調節して注入します。
痛みが強い時は、ボタンを押せばその分だけ多めに注入され、痛みを抑えます。
あたしは1度もボタンを押さなかったですが、おかげで耐えられない程の痛みはありませんでしたv(。・ω・。)

1番よかったのは、自分でトイレに行けるようになった事です。
といっても最初はとても一人で歩けません。
頭はふらふら、眼は回る、下腹部はなんとも言えない痛み(@_@)
そしてなんとも邪魔な尿のカテーテルとボトル!

自由を掴むのはまだまだ先になりそうです?