注目言語を語り尽くす!

注目言語を語り尽くす!

次世代開発を支える言語たち

Rustは2010年にMozillaによって開発されたシステムプログラミング言語で、メモリ安全性と高いパフォーマンスを両立させた革新的な特徴により、近年急速に注目を集めている。

従来のシステムプログラミングではC/C++が主流だったが、これらの言語はメモリ管理を手動で行う必要があり、メモリリークやバッファオーバーフローといった深刻なセキュリティ脆弱性を引き起こしやすい問題があった。Rustはこの課題を解決するため、独自の所有権システムと借用チェッカーを導入している。

Rustの最大の特徴は、コンパイル時にメモリ安全性を保証する仕組みだ。プログラマーが明示的にメモリを管理する必要がなく、ガベージコレクションも不要でありながら、メモリ関連のバグを事前に検出できる。この革新により、高速性を維持したまま安全なプログラムの作成が可能になった。

実際の活用事例も豊富で、Mozillaの次世代ブラウザエンジンServoをはじめ、DropboxのファイルストレージシステムやDiscordの音声通話機能など、パフォーマンスと安全性が重要視される分野で積極的に採用されている。

またRustは並行プログラミングにも優れており、データ競合を防ぐ仕組みが言語レベルで組み込まれている。これにより、マルチスレッド処理を安全に実装でき、現代のマルチコアプロセッサの性能を最大限に活用できる。

さらに近年では、WebAssemblyやブロックチェーン開発、組み込みシステムなど、幅広い分野でRustの採用が進んでおり、システムプログラミングの新たな標準として確固たる地位を築きつつある。

Pythonは1991年にオランダ人のプログラマー、グイド・ヴァン・ロッサムに開発されたプログラミング言語で、AI開発やビッグデータ解析の分野で注目を集めている。


Pythonの特徴はコードのシンプルさだ。1行のコードに多くの情報が盛り込まれているため、コードを打つ時間が短縮でき、プログラミング初心者でも習得しやすくなっている。


とはいえ簡易的というわけではなく、高い実用性を兼ね備えているのも注目されている理由だ。幅広いジャンルや開発環境に応用でき、Webサービス、アプリ開発、AI開発など様々なの分野で使われている。


PythonはAIと一緒に語られることが多い。PythonがAI開発に欠かせない大量のデータの処理を得意とするためだ。AI開発ではデータ収集に時間をかける。例えば、顔認証のAIを作るとなると、大量の人間の顔のデータを集める必要がある。Pythonはこのようなビッグデータ解析をするのに適した言語なのだ。


身近なところでもPythonは大いに活躍しており、GoogleやInstagram、Spotify、YouTube、Netflixなどの有名どころのWebサービスはPythonを使って作られている。


また自動化が得意なPythonは、開発に限らず、オフィスでの事務作業の効率化にも貢献している。ファイル管理、データの転換作業、テキストの書き出しなどの単純作業はPythonにより自動化が可能で、業務時間の短縮やコスト削減に大きく貢献している。さらにPythonのビッグデータ解析の能力を利用し、顧客データの収集を始めとしたマーケティングに活用している企業も多くある。