さて今思い出すだけでもすごかったなーと思う
化学療法の日々でしたが
自分でも気づかなかった出来事があったのですね。
いわゆる「今だから言える話by家族」ってやつです。
とにかく体調も精神状態もボロボロだったことは覚えてるんですが
後から聞いて「へえ~」なこと多数。
家族は黙っててくれてたんですね。
普通、H大では毎食後とかに飲む薬は
患者で管理して持っており
飲み忘れや重複を避けるため
毎日決まった時間にケースに小分けにして
それを看護師さんにチェックしてもらってました。
それがあるときからナースさんの詰め所で一括管理されるように。
きっと私の状態がよくないので薬の管理もしんどかろうという配慮かと思い
まあ、いちいち自分でやらなくても
時間が来たら持ってきてくれてラクチンでいいわい、くらいに思ってました。
しかしそれって本来寝たきりや痴呆の方にする処置だったそうで。
たんに体がしんどいってだけだったら
自分で動いてーと言われてた場面。
妹曰くそのころの私は受け答えも支離滅裂、
同じことを何回も言う、起きているはずなのに返事がない、などの
いわゆる「赤ちゃんがえり(ナースさんいわく)」だったそうな。
知らんかった。今も全く覚えてません。
精神だけは正常だと思い込んでました・・・
それともうひとつ。
食欲全くない私にあるとき食欲増進の薬が出ました。
不思議とそれを飲むと元気が出て
なぜか「食べたい」って気分になりました。
実際はそんなに食べられなかったけど
食べ物見るだけで「おえー」な日々だったので
それは助かりました。
でもその薬、実は抗うつ剤だったそうです。
効能のひとつに「食欲増進」があったから
嘘はつかれてないんだけど
元看護師の妹は薬の名前を聞いたときに
「わお!ねえちゃん抗うつ剤でとる・・・」と思ったそうです。
でもそれもその時は言わなかったそうです。
あとから聞いて笑い話に。
あえて言わずに「胃の活動を活発にする薬」だと信じてる私に
そのままにしてくれとったそうです。
私も病院信じとったからいちいち検索とかしなかったし。
あかちゃん返りも、うつも全然自覚なかったー。
常に前向きに頑張ってるって思ってた。
闘病ってすげーな。
私みたいなお気楽人間もこんなんにするんや。
しかしまあ、そんな時期もいつかは過ぎて
「そろそろ薬は自分で管理できそうですね」と言われたときは
「まじで~面倒くせ~」と思った罰当たりな私です。
ちなみにのちに市民病院で飲んでる薬を聞かれ
例の抗うつ剤を答えたら(その時もまだ知らされず)
「え?なんで?」って言われたなあ~
私は胃の薬ですって答えたけど変な顔してたな、先生。
今思えばそうだったのかーー!ってわかります・・・
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