10月27日 続き


さてご飯終って待つ事約1時間…

予約しててもそれくらいの待ちは当然なのね。

おかげで韓国ドラマの再放送を

ガッツリ一本見られました・・・


ドキドキしながら診察室へ。

もうMRIの結果が出てるみたい。早っ!!


やっぱりどうも空気が重い・・・


「ここの頸部にできてるガンが体部と膣に拡がってるね・・・」

え??は???ガン・・・って言いましたぁ???


さらっと言うなあ~~

ぼーーーーーっとなんか意識が薄くなったまま

話を聞く。


「進行してますね。ステージⅡbやわ」

「ちょっと大きな手術になりますよ。

 子宮と膣の一部、卵管、卵巣、足の付け根のリンパを全部」

「そのあと、放射線を大体7週間くらい骨盤に当てんならんかな」


どどーーっと説明してくれるんだけど

私の脳が処理すんのにフル稼働してるんですけどー!


家族に説明するというので旦那を呼んでくれた。


説明の途中で

「ええ?ガン・・・ですか?!」って驚いてる。

そらそやわな、筋腫と思ってたんやから。


先生がおもむろにノートを出してきて

「手術、12月2日にしよか」

と言ってる。

びっしり書き込まれた手術の予定。

そこの一番下に「悪性」ていう枠があった。

そこに入るんだなー・・・とぼんやり眺めてた。


大体一ヶ月後なわけだが旦那が聞く。

「あの・・・一か月待ってても大丈夫でしょうか?」

まあ思うわな。


「うん。ガンゆうのは半年・一年スパンで大きくなるもんやから

 今慌ててもそんなに変わらないよ。

 それよりきっちり検査をしたりせんとね」


それに手術する時の輸血用に

自己血を少しづつ溜めないといけないらしい。


私はやっと口を開く。

「あの・・・治りますよね・・・」

アホみたいな質問だがこれ大事。

「治りますよ!だからこその治療やからね」

と中尾彬先生は力強く笑った。



呆然としたまま診察室を出て

トボトボ駅まで歩いていると

ふと旦那が泣いてるのが見えた。

それ見てこっちまで張りつめてたものが切れて

ぶわわ~~~っと泣けてきた。


夫婦でポロポロ泣きながら電車乗って帰った。

言葉にならんかった。