今日は、熊本出身のオペラ歌手であるトリオ・ベルカントの田中大揮さんが、先日のコンサートに来てくださったお礼にと施設を訪問してくださいました。施設長をはじめ職員の方々、そしておじいちゃんおばあちゃんが温かく迎えてくださり感謝の時間となりました。

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田中大揮さんも、始まる前までどの曲がおじいちゃんおばあちゃんに喜ばれるだろうかと思案しておられる様子でした。
そして最初に選ばれた曲は「荒城の月」でした。
無伴奏、アカペラの荒城の月、ホールいっぱいに響きわたる歌声…なんとも言えません。
おばあちゃんたちもしんみりと聞いておられました。
大揮さんは四季の中では特に秋が好きだと話され、そして選ばれた曲が童謡「赤とんぼ」です。
この曲には一緒に歌われるおじいちゃんおばあちゃんたちの声が聞こえてきました。
3曲めは天才歌手と呼ばれていた美空ひばりさんの「愛燦々」
美空ひばりさんの歌は本当に難しい曲ですと言われながらも歌い始められると私たちまで歌の世界に惹きこまれていきました。
最後は「上を向いて歩こう」
オペラ歌手が歌えばまた違った曲想となり胸のうちから何かしら込みあげてくるものがあり涙ぐむ人までおられました(私の隣の方)。
あっという間の時間。もう少し、もう少しと聞いていたい時間でした。
歌には愛が込められており、あとで大揮さんや大揮さんのお母さんに聞いたところおばあちゃんが大好きで歌を歌ってあげてたと。自然体はここから生まれてきていたんだなと思いました。
帰り際に大揮さんへお礼のプレゼントまで準備してくださる施設の方。
お互いがお互いのために生きるって素晴らしいなぁと、心が温かくなりました💕

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