12月25日午前7時30分、ちょっと遅いかなと思いながら山本のお母さんところに車を走らせました。
山本のお母さんは私たちの畑や納豆作りのお師匠さん。

お母さんはそこにはおられず、クドには大釜が置いてあり、その中では大豆がグツグツと煮えたぎっていました。
「今朝も3時起きで焚きつけられたのかな…」
そう思ってるところへお母さんが「早かったね〜」と。ホッと胸を撫で下ろしました。
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実は、この藁づとの納豆作りは私たちからお願いしたもの。大豆を先日選別していたところへお母さんが来られて「今年は納豆は作るね?もう私はどぎゃんしようかと思いよるたい」と。
それで「お願いします🙏作りたいです!教えてください。」と頼み込んで今日の日があったのです。求めよさらば与えられん!その心境でした。
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だから、山本のお母さんより遅く行くって普通ありえない事で、もちろん何時に行けばいいのかなどの打ち合わせはしてました。でも、「いつでんよかたい!こらるっときにくるたい」(いつでもいいよ。来られるときにおいで)と言われていたので悟る世界が乏しい私たちは…。心情のみを備えて行きました。
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藁づとを作るにはその準備も大変です。藁をすく作業もしておかないと行けません。その前には藁くくりもしておかないといけません。大豆は6時間煮なければなりません。それを全て準備してくださり、私たちはその場に行って藁づとを作るだけです。それだけでも大変な作業なのに。
山本のお母さんは「こぎゃん藁づと作りは雨の日にちょっとすること」と言われてました。私は農家の方の知恵を学びました。一つ一つが学びの場でした。
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私たちに編み方を教えられるともう山本のお母さんは昼御飯の準備に取り掛かられ、私たちが60個作り終えた時には昼御飯が出来上がってました。
赤飯に自家製味噌の味噌汁、秋に収穫したサツマイモの天ぷら、家の前でできた白菜の白和えなどなど。全てに屈服です。親の愛を愛の深さを学びました。
自給自足の生活、自主独立。生きた生活の中で教えていただいてます。
いつも山本のお母さんが話されている言葉「人が喜んでくれるならそれが一番たい!」
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そして今日、もみ殻に入れ込んだ藁づと納豆を取り出す日です。
もみ殻の間から湯気が上がってます。もみ殻の中に手を入れればその中は温かかったです^ - ^
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左側が山本のお母さん

神様の知恵を農家の方々は着実に頂かれどこまでも果てしないものを感じました。
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