|´-`)チラッ
ちと調子に乗って続いちゃいました笑
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むむむむむ。
NGが何か、ちゃんと紙にでも書けとわんこから異議申立てを受けた。
しょうがないなー、そりゃそうか。
でもゲームマスターの座は渡さないからな!
風磨
ズルい
膝に乗ってくる(行動)
よし!俺は紙をスバヤク隠した。
わんこはそんな俺を茶色の瞳でじっと見つめている。神妙な顔つきだけど、少しだけ口角を上げてるのがなんだか気になる。
そしてそのイヤな予感は当たっていた。
ズルい…は、直前に発した言葉だからすでにバレているようで、絶対口にしない。
風磨…を引き出すために、よにのちゃんねるまで観たんだよ。
わんこはご機嫌で唐揚げ作ってた。俺の大好物、なんなら焼きそばもそうだし、俺もニヤついて観てたけどさ。なんかさあ、風磨のヤツ、わんこの後ろからちょっかい出してんだって!
「なんもないよぉ」なんて笑ってるけどあ!
結局俺が「風磨」を連呼しただけで終わった。くそぅ。
もしかしてバレてる?
なんでだ?絶対見られてないのに。
内心の焦りを押し隠して、俺はわんこに笑いかけた。
「ハイボールおかわりする?」
「…うん」
俺の様子を伺いながら、注意深く返事をするわんこ。すでにセーフな言葉しか選ばない。
さすが手強いな。
ハイボールを作りつつ、俺は作戦を練る。
膝に乗る…は、わんこが大好きな行動だし、酔っ払うと自分から乗ってくるし。
そりゃ、「おいで」って言えば簡単なんだろうけど、それをすると警戒されそうだよな。
うーん………。
いい案が浮かばないまま、わんこにハイボールを渡した。酔いが深くなるのを待つか。
「俺が勝ったらご褒美あんの?」
「えっ…」
「まさか、罰ゲームしか考えてないとか?」
「そそそんな、まさか、ある、あるよ!」
下心を見透かされて俺は慌てた。
慌てた拍子に自分のハイボールをひっくり返してしまった。テーブルに置いたスマホにぶっかかりそうになり、「ぎゃあああ」と悲鳴をあげた。
「……しょーがないなぁ」
慌てふためく俺にため息をついて、わんこがタオル片手に身を乗り出して拭こうとした。
そう、俺の膝越しに…。
「乗った!膝に乗ったあ!」
俺は嬉しくてわんこを抱きしめた。
俺の勝ちだ!!
「はいはい、まーくんの勝ちね」
あれ?
悔しがらない?
不思議に思って、わんこを抱き起こしその顔を覗き込んだ。
わんこの小さい手が俺の顔を包む。
「どうせご褒美も罰ゲームも一緒でしょ?」
そう言って艶然と微笑んだ。
あぁ……。
全部お見通し。俺の負けだ。
でもいい!罰ゲームは罰ゲーム。
朝まで寝かせないからな!
俺は嬉々として、早速わんこの服を脱がせにかかったのだった。
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あとはご想像に…以下略
|彡サッ!