相葉さん
お誕生日おめでとうございます🎂
いつも全力で突き進む
努力の人
またいつか
5人で動画撮ってね♡
充実した素晴らしい年に
なりますように🍀☆。.:*・゜
そして
にのちゃんとラブラブ♡♡
していますように(*.゚ω゚人*’◇’)
今年もちょっぴり小話です
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おいおいおいおい!
なんだよ、これぇ!?
テレビには録画された「ニノさん」が映っている。
いつも通りのゆるーい展開に笑っていたら、突然風磨がかずを腕の中に抱え込むじゃないか。
びっくりして手に持っていた缶ビールをこぼしそうになって、慌ててテーブルに置いた。
「ながいながいながい、しつこいんだよっ」
そこへお風呂上がりのホコホコかずが、バスタオルを被りドアを開けてリビングに入ってきた。
急いで録画を一旦停止して振り返る。
「にーのーちゃーん?」
「ん?なぁによ」
俺の「にのちゃん」呼びにちょっと警戒しながら、ひょこと俺の背中越しにテレビをのぞいた。
「あー!あれはねぇ、あれはぁ…」
明らかに動揺してるだろ。もぉー!
かずの可愛い口がなにかテキトーな言い訳をひねり出す前に、俺はバスタオルごと後ろからぎゅうぎゅう抱きしめた。
「ひゃははっ」
「なぁにがカーディガンズだよ!」
「くるし、くるしぃってぇ」
「聞いてない、聞いてないかんな!」
「だからぁ、俺逃げてんじゃん、ひゃはっ」
やだやだ逃げてるように見えて、全然抵抗してないだろ。風磨のやつ、思いっきり抱きつきやがって。かずはおまえの抱き枕じゃねぇっつーの!
くすぐったいのかほんとに苦しいのか、笑いすぎて涙目になってる横顔に少し力を緩めた。
「だからぁ」
そのとたん、かずが腕の中でくるりとこちらを向いて、パジャマの腕を俺の首に回してきた。
「こんな事してないっしょ?まーくんの時だけ」
必殺上目遣い。
茶色の瞳をキュルキュルさせて甘えてくる。
わかっていても毎度俺はまんまとハマってしまうんだよな。だから胸を合わせてしっかり抱きしめる。
「…わざとじゃないだろな」
「なぁにが?」
なにがって言ってんのに、なんで笑ってんのさ。
むむむ。俺は強硬手段に出て、着たばっかりのパジャマを脱がしにかかった。
かずはおとなしく、自分から袖を抜く。
それに気を良くして、ふと思いつく。
「カーディガンズなんてやめやめ!俺と裸んぼズになろっ」
きょとんとするかず。そして破顔。
「なにそれぇ、ダサあ!」
いいの!
二人だけのひみつなんだから。
ごちゃごちゃうるさいかずの可愛い口を塞いで、ナイショの夜を始めよう。
おしまい♡♡