繋がるのは二度目。
前回よりはスムーズに進んでく。

俺がいろんなことでグズグズしてるうちに、まーくんはなんだか確実にレベルアップしてる気がする。どうやってレベル稼ぎしてるんだか。
俺はといえば、まだ初心者の館をウロウロしてるような状態で。
ただもうしがみついて、「まーくん」だけを感じとるのに必死だった。

俺に触れる手も
柔らかい舌も
押し入ってくる熱も
全部まーくんで。

繋がっていた大昔を懐かしむように抱き合って。
誰も入り込めない2人だけの世界に没頭する。
たった2人だけの世界。
すごく愛しいくてすこし寂しい、そんな感じ。
ぽかんと晴れた青い海を
2人で漂うイメージ…



「…も、ムリ…」

って。ちょっと待て。
すこし寂しいとか言ってる場合じゃなかった。
え、ちょっ、どんだけ揺さぶんの!?
海は海でもけっこうな荒波じゃないか!

ああぁ、こいつが力加減バカ男なの忘れてた。
こないだのが嘘みたい。
むちゃくちゃ長持ちじゃん!
もう頭がクラクラして、声が枯れそう…。


実際、終わった時には俺の声はカッサカサ。
どうしてくれんだよ。
ぐったりする俺に、ペットボトルのお水を差し出しながらまーくんがニッコリした。

「もっかいシよ!」


………………………ウソだろ。
力加減だけじゃなくて体力もバカ男だった…。