俺が枕で顔を隠したのに気がついたまーくんが戻ってくる。

「なに枕に抱きついてんの」

こっちでしょって、不満そうに枕を取り上げて抱きしめてきた。
「泣きそうになるくらい気持ちよかった?」
「…ちがっ」
そうじゃないだろ、やっぱりズレてるこいつ。
「まーくん、ソレ平気なの?」
「それ?ってコレ?」
また大きな手に包まれて、ヘンな声が出る。
「平気ってか、めっちゃ可愛い!」

うわぁぁぁ、超恥ずい!
ちょっ、ちょっとそんな触んなって。
ヤバいからぁ!

くうぅってこらえたところで、不意に手が離される。ええ!?離すの!?
ほっとする気持ちと腹が立つ気持ちとでぐちゃぐちゃになる。どっちがよかったか自分でもわからない。バカだバカだこいつ。
涙が出た。
まーくんは目元にチュッとして言った。

「うしろ、触っていい?」
「…ふぇ?」

もう触ってるじゃん!だから答えを聞けって。
うわ、うわうわうわ。
触られると妙に気持ちよくて、腰がもじもじ勝手に動いちゃう。普段はそんなことないのになんでだろ。まーくんだから?それともどっか違うとこに繋がってるの?
でも、くっと指が潜り込んでくると、気持ちいいはあやふやになって、異物感がハンパない。

「ん、ん、んーっ」
「よしよし」

よしよしじゃねーよ。
痛くはないけどすっごくヘンな感じ。
まーくんに訴えたいけど、がんばるって決めてきたんだ、必死で耐える。
気がつくと、まーくんの手には例の化粧水が。
いつの間に?使ってるのに気がつかないなんて、どんだけテンパってんだ俺。
そう思ったら情けなくて、不安で。
「まーくん…」
堪らずまーくんの顔を見た。
すると、まーくんの黒目がちな瞳も必死で、顔も強張ってて、おデコに汗かいてる。

あぁ…。俺だけじゃない。
まーくんもやっぱり緊張してるんだ。
さすがにちょっとぎこちない指の動き。
でも、すっごく優しくて慎重で。
ぐうぅっと深く入ってくると、何かがせり上がってくるみたいで苦しい。

「痛い?大丈夫?」

まーくんが気遣わしげに顔を覗き込んでくる。
「んー、んっ、ん」
言葉にならなくて、でも大丈夫だって伝えたくて、懸命に首をコクコクした。
大丈夫?大丈夫じゃないよ、ほんとは。
気持ちいいとか全然わかんないし、どっちかって言うとツラい感じだし。


でも、もうなんか…、まーくんに全部委ねようって思ったんだ。
まーくんの優しさがなによりも気持ちよかったから。


















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昨日のベイスト!
にのちゃんが歌ってたあぁ!!
なになに、インスタに続くご褒美なのかしら!?。゚( ゚இωஇ゚)゚。
にのちゃーーん!
ありがとう!!
大好きだよぉーー!!