うーん。自分だけぱんつ一丁ってのはマヌケって言うか、心もとないっていうか。
「おまえも脱げよ」って手伝おうとしたけど、まーくんはこれまた器用にさっさと脱いじゃった。むうぅ、なんか男らしくてカッコイイじゃん。負けた気がしてちょっと拗ねる。

「今日もドラえもんなんだ」
「え?」

あぁ、ぱんつか。
しまった!この前笑われたんだった。仕方なくない?今日こんな事になるなんて思ってなかったんだもん。

「どうせ子供っぽいよっ。だいたい俺に色っぽい事求めるおまえのがおかしいの!」

ぷんと膨れてベッドから逃げ出そうとした。
そんな俺をまーくんはあっさり捕まえると、布団の中にひっぱり込んだ。

「知らないの?」

なにがって抗うのを、ぎゅううっと抱きすくめてくる。

「かずがどんだけ色っぽいか…。おまえ、自覚無さすぎ」

俺が??と思ったけど。
触れ合った肌があんまりあったかくて、なんか恥ずかしくて、俺は言葉を失った。
あぁ、なんて気持ちいいんだろう。


まーくんの大きな手が全身をすべってうっとりしてたら、その手がぱんつにかかった。
ギョッとして一気に現実に引き戻され、身体中の血が沸騰しそうに熱くなる。

うわぁ、どうしよう、どうしよう

覚悟を決めてきたんだから、どうしようじゃないんだよ。わかってんだよ、でも緊張が止まらない。心臓のほうが止まりそう…。
まーくん、まーくんってしがみついたら、ぎゅっとしてから優しく引きはがされた。
離れたくなくてヤダヤダした俺に、

「キスしたいから、ね?」

唇に、頬に、耳に。
あごはホクロの辺りを柔らかく噛まれた。
「あ」
思わずあごが上がって晒された首筋をゆっくり降りていった。
肩に、鎖骨に、そして胸の先に。
「ひゃ、あ…」
違う。こないだは確かにくすぐったかったのに、もう全然違う。おなかの底がムズムズ熱くなる感じ。
ヘンな声も一度出ちゃったらもう止まんない。
「ヤぁだぁ…ん、んーっ」
ヤじゃないのに口から勝手にこぼれて。
でもまーくんには、ほんとはヤじゃないってわかってるみたいで、余計に恥ずかしい。

脇腹に、おへそに、その下の大事なとこに……って、えええ!?うそ!
ちょっと待って!ソコはさすがにヤダってか、ダメだろ!!
「まーくんっ、だめぇ、ひゃうぅっ」
やめさせたいのに、ソコを熱い口の中に含まれる快感にどんどん引きずられてしまって、今度は腰が勝手に動いちゃう。恥ずかしさと気持ちよさに頭がクラクラした。
もう完全にまーくんのペースでコトが進んでく。俺は涙目で、引き寄せたまーくんの枕にしがみついた。