しょうちゃんちの別荘で合宿すると聞いた母さんと姉ちゃんは、またまた大騒ぎ。
母さんは手土産って言って、あれこれ俺のカバンに入れようとするし、姉ちゃんはなんだかやたらテンションMAXでうるさいし。
車で迎えにきてくれるそうだから、玄関で準備していたら。
「かずくん」
いきなり背後に姉ちゃんが立っていて、ちょっとビビった。「なに?」って見上げると、すっと座り込んで肩に手を置かれた。
「姉ちゃんは決めたよ。応援してる!」
「はぁ??」
「わたしは味方だからね!」
………なに言ってんのか、ちょっとわかんないんですけど。目がマジだよ、コワイコワイ。
そこへまーくんがやって来た。
おはようございますも言い終わらないうちに、姉ちゃんが飛んでいって、何か手渡してる。
なんだよ、なんかイヤな予感しかしないんだけど!?
間に割って入ろうとしたら、後ろからしょうちゃんが現れて、出てきた母さんと姉ちゃんが「キャー」って大盛りあがり。
しょうちゃんはアイドルか!
あとは、潤くんピックアップして出発。
大野さんは夕方合流するらしい。
運転するしょうちゃんの横で、潤くんは落ち着かない様子でナビばっか見つめてる。
俺はまーくんに耳打ちした。
「さっきのあれ、なに?」
「さっきの?」
「姉ちゃんがくれたやつ!」
その包みはまーくんのカバンにしまわれて、トランクの中だ。
「あー…、なんだろね?」
なんだろねって。見たんじゃないの?
俺はじとっと顔を覗きこんだ。
まーくんは俺の顔を両手ではさむと、ワンコにするみたいにわしゃわしゃした。
うががっ。
やめさせようともがく俺を抱きしめようとするから、シートベルトがくい込んで痛いいたい。
「しりとりしよっ!」
のーてんきな提案に、緊張ぎみの潤くんがのってきて、しょうちゃんが笑ってる。
……なんか、誤魔化してない?
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翔くんのオトノハ。
翔くんはどこまでも真っ直ぐだなあ!
ちょっと翔担さんが羨ましくなった…。
って、にのちゃんに文句があるわけじゃないからね!(.゚ー゚)ヾ(>᎑<`๑)ヨシヨシ ダイスキダヨ♡
みんなそれぞれ。
それぞれがステキ。
それが嵐!!
(`・3・´)(´・∀・`)ノノ`∀´ル(‘◇‘)(.゚ー゚)♡