「妹の絵の先生、覚えてる?」

せんせい?
あー、しょうちゃんちで朝ごはん食べてた、なんかふわふわした人。

「絵のモデルしてくれないかって」
「え、俺??」

思いがけないことを言われてびっくり。
なんて答えようか戸惑っていたら、まーくんに腕を掴まれた。

「ダメだよ、そんなの!」

そのまま俺は、まーくんのベッドの奥に追いやられ、遮るように座ったまーくんが捲し立てる。

「絵の先生かなんか知らないけど、かずの裸描くなんて、ダメだからねっ」
「ちょっ、はだかって」
「だいたいなに?なんなの?あの人かずの事、そんな目で見てたわけ!?絶対ダメ!!」

もうなんだよ!俺のことなのに、なんでお前が決めてんだよ?別にやりたいわけじゃないけどさ。なんかムカつく。
俺はまーくんの枕を抱えたままむくれた。

「いやいやいや、そんなんじゃないって」

しょうちゃんが言うには。
絵の先生大野さんが、描きたいイメージと俺とぴったりだったと。座っていてくれるだけでいい。なんなら、まーくんも一緒でも構わない。

「なんで、悪いんだけどさ、しばらくカテキョ俺のうちでやれないかなって思ってさ」

そうすれば、勉強してる間大野さんが好きに描けるし、雅紀も安心だろ?としょうちゃんが手を合わせる。
まーくんはまだ疑い深そうな表情で
「ほんとにそれだけ?」
「ほんとほんと。な?」
「……しょうがないなぁ」

って、ちょっと待って。
それ、俺の話だよね。なんでお前が答えてんだよ。なに2人で決めてんの!?おかしいでしょ。
まーくんに枕を押し付けて文句を言うと
「ヤなの?描かれるのヤダ?」
「ヤ、ヤじゃないけど…」
じゃあ一緒に行こうねって、しょうちゃんと細かい事を相談し始めた。

なんだよ、なんだよ!
そういうことじゃないんだけど!
不貞腐れた俺は、布団に潜り込んで漫画の続きを読んでやった。



まーくんといると安心するのはほんと。
そりゃね、時々とんちんかんな事言ったり、やらかしたりするよ。
でも、小さい頃からいつも俺の前に立ってた。
俺はまーくんの背中に隠れてればよかった。

小学生の頃、キャンプに行って2人で道に迷った時も、俺はなんも怖くなかった。
まーくんがしっかり手を握ってくれてたから。

「俺が絶対守るから」

まだ小学生の、細っこい腕だったけど。
それが俺のすべてだった。




















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昨日のベスア…。

にのちゃんが最強にカッコよかったよおぉぉぉ!!(;▽;)
これでもかってくらい、アイドル全開。
カッコよくて、色っぽくて、でも可愛くて。
くわわぁぁぁどおしよう!寝不足だよ…。

でもさ、ちょっと痩せ過ぎてやしない?
この怒涛の年末、倒れちゃわないかな(@_@;)
もはや母目線。
にのちゃんを大好きな人も、応援してる人もたっくさんいるって、もっともっと知ってほしいな!ヤなこと言う人のが目立ちがちだからね。
どうしたらよいのか…わからないけど。
とにかく、こーんなすみっコからでも、全力で愛を叫ぶぞぉぉぉー!(」゚д゚)」ダイスキダァ