Ｙａブログ「三重のインター犬☆ホントの家族探し☆」 から引越しして来ました＾＾
某インター付近の竹林に住む 「野犬」 と呼ばれるワンコが居ます。
もともとは人間が捨て、増えてしまった仔たちです。
ねぐらにしていた竹林が再開発で切り崩され、行き場を失ったワンコたちの行く末を案じ、
ボランティアが集まり捕獲することを決意しました。
散歩が出来なかった子達が、今ではすっかり散歩好きになりました。
「野犬は懐かない」「家庭犬にはなれない」この言葉をどれ程聞いた事でしょう。
そして、このインターがある三重県では、野犬が保健所に捕獲された場合、
全てが処分の対象になります。野犬から産まれた仔犬も、どんなに小さくても処分対象です。
理由は、「野犬の仔犬は懐かない」からです。
はたしてそうでしょうか？本当の姿がここにあります。
どうぞ、誰かに植え付けられた意識を取り除いて、ここにいる子達を見てあげてください
☆☆ありがとうございます☆☆
皆様の暖かいご協力により、保護ができたわんこ達は
「人間の家族」と暮らすことができる事となりました。
これまで、沢山の暖かいお言葉や支援物資、
募金を戴き助けていただきましたこと、こころより感謝いたします。
戴きましたフード等は 檻にはワンコはいなくなりましたが、
一時預かりさん宅とチョビにて今まで通り給餌させていただきます。
ありがとうございました
ふうが巣立ち、インターの檻が空っぽになってひと月以上経ちました。
静かになったインターでは、相変わらずちょびだけが暮らしています。
一昨年の１１月、インターの犬たちがそれまでずっと寝起きしてきた山が
再開発でなくなるという予想外の報に、このまま犬たちが他の場所に散って
行ったら、彼らはあちこちで悲惨な末路を辿ることになると悩み、
考えあぐねた末、成犬も捕まえられるものから順に捕まえて家庭犬として
送り出そうなどという、身の丈をはるかに超えた選択をしました。
それまでの５年は全くの個人で細々と続けてきたものが、図らずも一気に
多くの人を巻き込んだ大掛かりなレスキューに取って変わり、この１年半、
犬たちのがんばりと、その時々に関わって下さったいろいろな方々の努力、
周囲の方々からの励ましとで、ここまで来ることができました。
本当に多くの方々に助けていただき、「野犬」という恐ろしい名前で
呼ばれていた、無垢な犬たちが、生まれて初めて人間の手の温かさを知り、
幸せな生活へと歩み始めております。
先日、６月２０日に巣立って行ったこてりの様子を見に行きました。
野良時代、何度も何度も怖い目に遭ってきたのであろうこてりは、
昨年１２月に保護して以来半年、人間の手に怯えていました。
彼らを初めて見た当時、相談した獣医から聞いた言葉がずっと、澱のように
胸に残っています。「野犬がぐっすりと眠るのは母親のおっぱいを
飲んでいる間だけ。離乳してから死ぬまで、一晩たりともそんな風に
眠ることはない。」
今、彼には本当の家族ができました。夜もぐっすりと眠れるでしょう。
帰る私の車を追って、お母さんと一緒に走って来るこてりの顔は、
うれしそうに笑っていました。
ここで一区切りつけて、「三重県インター犬を支える会」を閉じ、
併せて支援金並びに物資のお願いを終了させて頂きたいと思います。
これまでの１年数か月、支援金、支援物資ともにたくさん頂きましたこと、
改めて有難く、心より御礼申し上げます。
本当に助かりました。ありがとうございました。
当面、一時預かりをお願いしている犬が３頭おりますので、支援金の残りは
彼らの今後の医療費の一部に充てさせて頂き、フードなどの物資は
それぞれに届けたいと思っております。
ちょびについては、試せる捕獲方法はすべて試し、今のところ他に妙案も
ありません。ただ、手元の犬たちが巣立ってちょびに集中できるので、
チャンスを探しながら、振り出しに戻ってこれまで通り給餌を続け、
仔犬だけは何とか全頭保護してゆくつもりです。
哀しい野良の輪廻を脱け出ることができた、賢く、心優しい犬たちが、
これまでの分も取り戻せるくらいに末永く幸せであるよう、
願って願って止みません。
皆様、本当にありがとうございました。
by 真由美
