《eveの夢日記》


始まり、始まり〜




昔、私が飼っていたミニチュアシュナウザーの ケビンという犬が誘拐されたが、見つかったとの有力情報を得て、私と友達のキクちゃんとトシちゃんの3人が、トシちゃんの車で軽井沢方面に向かっている。この辺りのはずなんだけどな〜と、トシちゃんが、周りをキョロキョロとしながら、ゆっくりと車を走らせていると、森の中に、突然洋館が現れた。建て増しして、建て増しして、その上にまた建て増ししてこの大きさになったと行った感じの風変わりで不気味な建物だ。うっすらと霧がかっており、しかも、建物の中から、白装束を着た男女が、出たり入ったりしている。それぞれ、個々に仕事があるらしく、夕方の館の周りは、それなりに、せわしい様子がうかがえる。館の中に電気が灯ると、白装束の団体の中で、一際目立つ男の姿をとらえた私は、雷にうたれたかのように、もうその男から目が離せなくなってしまった。一目惚れというやつだ。斎藤工にソックリなその男は、白装束を、これでもかというほど、カッコよく着こなし、白装束の下の体が、どれ程強靭に鍛えられているかが、その服の上からでも十分に伺えた。その男に釘付けとなり、ケビンの事などすっかり頭から消えてしまっていた私だったが、突然携帯の呼び出し音が鳴り、出てみると「あの〜ケビンちゃんをお預かりしている、なんちゃら愛護団体の、何ちゃらと申しますぅ〜」という声に、いきなり現実へ引き戻されたのだった。私は、ちょっとだけ舌打ちしたくなる気持ちを抑えながらも、すぐ引き取りに参りますと、電話を切り、引取先の場所をトシちゃんに伝える。その愛護団体の場所はすぐに見つかるが、ひどく狭く不衛生な場所で、子犬が何十匹も押し込められている。ケビンは、こんなところに置かれていのかと思うと、胸が締め付けられる気持ちになって待っていると、小太りの女が「ケビンちゃ〜ん、おうちの人が、迎えに来てくれましたよ〜よかったでちゅね〜」と、言いながら抱いている犬を私に渡そうとする。私は、受け取りながらも、この子ケビンか?と、疑う。第一明らかに、見た目が違う。だいたいにこの子、トイプじゃね?ケビンは、ミニチュアシュナウザーじゃ!などと思っているにも関わらず、もしかしたら、ちょっと離れている間に、見た目も変わっちゃったのかもしれないしと、自分に言い聞かせ、この子は、ケビンなんだと、思い込もうとしている自分がいる。そして、同じクリクリ毛なんだからと、ケビンと言われたトイプに鼻を押し付けて匂いを嗅いでみる。ほら、ケビンの匂いがするじゃん!やっぱりケビンだ!!と、思い込んで、とりあえず引き取りを終える。そして、兎にも角にも、私は、一刻も早く先ほどの館に戻りたかった。トシちゃんに、急いで!と、お願いし、館に戻ると、この館は明らかにおかしい、私が、偵察してくると言って、ケビンをキクちゃんに押し付け、車を降りる。館の中は、ちょうど夕食の最中で、皆それぞれにトレイを持ち、流れ作業で、トレイの上に今晩のおかずを乗せてくれるというシステムだ。社食風と言えば聞こえは良いが、全員白装束で、あまりにも質素な食事内容からは、どう見ても良くドラマに出てくる刑務所の食事シーンだった。メニューは、マッシュポテトとコーンに、付け合わせの人参だけというもので、主食とされるお米やパンなどはない。しかし、みんな、楽しそうに話しながら、和気あいあいと食べている。すると、薄汚いがとても広いホールの角を曲がった所のテーブルに、そんな質素な食事でありながらも、物凄いオーラを放ちながら1人黙々とテーブルに向かっている斎藤工似の男を発見することに成功した。私は、そんな質素な食事でありながら豪勢なステーキでも食しているのかと思わせる様な姿勢と、何より白装束がこれ程似合う男をこれまでに見た事がなかった。普通、こんな場面に立ち会う事じたいが先ず珍しいのだから、見た事がないのは当然である。そのあまりに美しい男の姿に、私は涙さえ浮かべたのだった。激しい興奮に眩暈を覚え、よろけそうになってしまった私に気付いた斎藤工似の男は、一瞬訝しげな視線を向けてきたものの、すぐにまた食事に集中している。そして、目の前で自分を凝視し、どう見ても怪しいとしか思えないはずの私に全く興味を示さない斎藤工似の男と話をするきっかけを作る事は、八潮で誘拐されたケビンを軽井沢で発見できた事よりも、遥かに難しい事であるという事実を受け止めなければならないのだと告げていた。しかし、私はどうしても諦めることが出来なかった。どんな些細な事でもいい、何かしら話を持ちかけるきっかけさえ掴めるならば、多少手を汚すことさえも厭わないと思いながら、私はホールの中をグルグル回り歩いた。すると、何やらヒソヒソと話をしているグループがおり、やけに胡散臭げである。私は、角に身を潜め、彼らの話に耳を傾けた。すると「若は、自分たちのお布施を、私物化しているに違いない。そうに決まっている。あれほどカッコいい男が、こんな暮らしに我慢出来るはずがない。自分たちと同じ食事を一人でしているのも、ただのアピールだ!」などの内容が耳に入ってきた。私は、これは、あの斎藤工似の男の事を話しているに違いない。そして、きっかけはこれしかないと思いついた。すぐさま、また、斎藤工似の男が食事をしているテーブルまで戻ると

「私はあなたの秘密を知っている。みんなにバラされたくなかったら、私の言う事を聞いた方が良い」と、半ば脅迫めいた物言いで、何とか自分との接点を持とうと必死になっているところで、夢は終わる。



今日の夢は、いかがでしたでしょうか?


相変わらず、eveのくだらない夢日記に、お付き合いいただきまして、ありがとうございました❤️


また、次回の夢日記も、読んでいただけたら嬉しいです❣️


今日は、ここまで〜💕💕