先日の日曜日、京都の東福寺 退耕庵にてお茶会がありました
この日は、朝から本格的な雨ということで、最悪のコンディションでした
東福寺 退耕庵は、小野小町ゆかりの場所で、一時は衰退したそうですが、安国寺恵瓊が
再興されたそうです
また、この退耕庵は、関ケ原の合戦の1年前、毛利側の安国寺恵瓊と石田光成が
軍議をした場所とされています
普段は、一般公開されていないその場所をお茶会前に見せて頂きました
昨年、大河ドラマ『軍師官兵衛』を見ていた私は、結構興奮する場所でした
昨年、大河ドラマ『軍師官兵衛』を見ていた私は、結構興奮する場所でした
さてさて、前置きが長くなりましたが、お茶会の様子を
今回のお茶会は、退耕庵が関ケ原の合戦に関係しているということで、お茶会のテーマは
『関ケ原の合戦』でした
お棗には、豊臣家の家紋 桐の紋が彫られているものや、お釜は、秀吉にちなみ瓢箪の形をしたもの
また、お軸は、豊臣秀長が書いた『誓紙の前書』
花入れは、南北朝時代の兜です
お茶碗も今回ものすごくこだわっていて、主茶碗は、豊臣家の家紋 桐の紋が入った大仏茶碗
次碗が、徳川の家紋 三葉葵紋 紀州御庭焼のお茶碗
そのあとは、まずは西軍ということで、西日本の窯元で作られたお茶碗でお出しし、
途中から、東軍 東日本に関するお茶碗でお出しするというこだわり
しかも、すべてのお茶碗に、ちゃんと名があるお茶碗だったので、お運びの際、お茶碗の名と
窯元等を覚えてのお運び
これが結構大変でした
覚えていっても、お出しするときに、忘れちゃうんですよねぇ
こちらは、当日の主菓子とお干菓子
主菓子の菓子器は、すべて源内焼です
お正客への菓子器は、『三彩軍配図足付鉢』で、軍配の形をしています
合戦の際、軍師は、軍配を持ってますもんね
お菓子は、京都の紫野源水さんのお菓子ですが、こちらも軍配の形をしたお菓子を
今回のお茶会用に作っていただきました
彩りは、イマイチですが、美味しかったです
お干菓子器は、『漆絵四方盆』で『葡萄と栗鼠図』です
今回のお茶会は、『関ケ原の合戦』をテーマにしたお茶会で、色んな貴重なお道具もたくさん
出していたので、来られたお客様は、とっても喜んでくださいました
こちらの人数が少なく、ホントにバタバタで大変なお茶会でしたが、
「今回のお茶会、ホントに素晴らしかったわ」といろんな方におっしゃっていただき、
喜んでいただけたのが良かったです
こちらが今回の着物です
着物は、藤色で、裾の色が濃くなっています
帯は、相良刺繍の帯で、春っぽい感じにしてみました
今回、ホテルに前泊でしたので、ホテルの部屋で着付け
下にバスタオルを敷き、狭い空間での着付けとなったので、着るのが難しかった
あまりキレイに着れていなくて、失礼しました
今月はお茶会続きで、次は、月末に奈良の世界遺産である薬師寺でお茶会です
しかも、次は、お献茶
かなり大変なお茶会となりそうです