来週19日(日)は 京都の大徳寺の中にある瑞峯院にてお茶会があります
今回は お濃茶席のあと、続きお薄席となります
大徳寺とは 鎌倉時代末期の正和4年(1315)に大燈国師宗峰妙超禅師が開創
室町時代には応仁の乱で荒廃したが、一休和尚が復興
桃山時代には豊臣秀吉が織田信長の葬儀を営み、信長の菩提を弔うために総見院を建立、
併せて寺領を寄進、それを契機に戦国武将の塔頭建立が相次ぎ隆盛を極めた
勅使門から山門、仏殿、法堂(いずれも重文)、方丈(国宝)と南北に並び、
その他いわゆる七堂伽藍が完備する
山門は、二階部分が、千利休居士によって増築され、金毛閣と称し、
千利休の像を安置したことから秀吉の怒りをかい、千利休自決の場所となった
(HPより引用)
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そんな由緒正しいお寺の中に 瑞峯院があります
瑞峯院とは室町時代の大名・大友宗麟が菩堤寺として建立した
庭園は枯山水で、キリシタン大名にちなんで十字架形の石組が配されています
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茶室がある瑞峯院は 室町時代のキリシタン大名、大友宗麟が建立したことから、
今回のお茶会は、大友宗麟にちなんだものでおもてなしをすることに
大友宗麟についてはこちらをどうぞ → ★
合同のお稽古では今回のお茶会で使うお道具の説明や最後のお点前チェックをして頂きました
今回のお茶会のテーマは。。
● 九州(九州北部に大友家が君臨)
● キリシタン
● 室町・安土桃山時代
ということで、お茶席に掛ける掛け軸はこちら↓
こちらの掛け軸は 伊達政宗が豊臣秀吉に送った手紙 を掛け軸にしたもの
手紙の内容は 豊臣秀吉の命を受けた人が伊達政宗に炭を送り、そのお礼に
伊達政宗が手紙を書いたもの
11月は炉開き 炉に使う炭を贈ったので、ちょうどこの10月の時期にはピッタリのお軸
また伊達政宗はキリシタンであったとされている
(遺品からロザリオが発見されたため)
なので、今回のお茶会のテーマともピッタリなのです
お茶碗はすべて、萩焼き・薩摩焼等すべて山口・九州の焼き物
なぜ、山口?九州?
北九州の大友家はつねに、山口の毛利家・薩摩の島津家の侵攻に怯えてたといいます
そして、豊臣秀吉によって助けられたそうです
10月はお茶の世界では 12月と同じで1年の最後の月
炉開きがある11月がお茶の世界では 新年となります
なので、10月は特に わび・さび の季節となります
1年間使わなかったようなお道具を片付けの意味で使ったりするそうで、
お道具も華やかなものでなく、↑のような地味目のお道具となります
今回のお道具はすべて 16世紀辺りのもの
そう!すべて400年以上も前のもの
こういうお道具は大事に使うと、何年も何百年もずっと受け継がれ、ずっと存在していくものだと
これらのお道具を400年以上も前の人も使ってたかと思うと、かなり緊張します
どれも貴重なもので美術館に飾っててもおかしくないものばかり。。
実際にこの前までどこかの美術館に貸してたものもあるそうです
以前も記事にしましたが、そういった大事な貴重なお道具を実際にお茶会に使わせて頂いて、
そして触れることが出来るというのはホントに幸せなことです
「本物に触れる」こんな貴重な経験をさせて頂いて、ありがとうございます
来週は 8時には京都の大徳寺に到着し、準備する予定
始発に乗るため、朝4時前に起きる予定です