エロスって何?
人を惹き付けてやまないもの
魅惑的で秘め事

体のライン、
女性なら柔らかな曲線美
男性ならたくましい筋肉

でも、それだけでは単なる美

それを手に入れたくなる時

自分の中で
守り…愛したくなる女性
包みこみ…癒したくなる男性

エロスに変わる

好きな人を抱き寄せ
抱いた時の安心感
もっともっと、求め合う鼓動
独占し包まれ、満たされる自己

ここまでは大人も子供も実感できる愛の確認
この先は大人専用、エロスの出番

その人の全てが欲しくなる
時間も感情もその人のもの全て
自分の者にしたくなる

見つめ合う視線に
体が熱くなる

その熱に促されるように
全てに触れて欲しくなる
一分の隙間なく重なりたくなる

触れて、見て、五感で実感したくなる
愛した人が
私の体で感じる歓び、昂ぶり

私の全てを受け入れられた歓びが溢れ
更に愛したくなる

男性は女性の体を包みこみ
柔らかい女性の体は男性の象徴を受け止める

その恍惚感、愛おしさ、全てがエロス

エロスにくるまれて
無限の愛の中から
赤ちゃんはやってくる

愛する人の赤ちゃんをお腹で育み、
幸せを実感するのはツワリがおさまる頃

愛した人との赤ちゃんが私の中にいる
愛した人の記憶と私の記憶が重なって
時を歩み生まれ来る命

愛し愛された嬉しさと母になる歓び

臨月を迎え、産み出す時もエロスに包まれる
痛みと興奮の中、体を開く気持ち良さ
喘ぎ声の高まりと体の響き

私に起こる全ての事を見て感じて一緒に味わって欲しい人に体をさすってもらう
愛しい人との時間
ここが一番安心できる場所

今の時代は助産師さんがさすってくれる

赤ちゃんとの最後の一体感
産まれてくる喜び

最後の痛みは強烈に
駆け抜ける時はスピードを落とし

押し出す感覚はスルッと
喜びと達成感に満ち

母を呼ぶように産声をあげながら
乳を探そうとする

小さい我が子を胸に抱え
愛しさから湧き出す母乳

私達の元に降りてきた赤ちゃんは
私達を選び、その肉体に宿る事を決め
一緒に今を生きる、源から預かった命

最後に襲う後陣痛
産むよりも痛く感じるのはホッとしたからか、赤ちゃんと身を分けた寂しさからか

エロスが導く先に人は産まれる
エロスがあるから人は産まれる

誰もが大事で
どの命も必要だと実感する瞬間

エロス
綺麗で神々しいもの
禍々しくて、汚らしいもの

どちらも孕みながら
どのエロスを選ぶのも自由なのが人間