rainbow...








ぽた…ぽた…ぽた…ぽた…


雨がしとしと降り続いている…


こんな憂鬱な日は読書に限る…

沖縄に撮影にきてたけど…

雨で中止…





だからホテルで雑誌を読んでいたら…



ユノ『チャンミナ~ チャンミナ~』


チャンミン「なに?」



ユノ『出かけるよドライブしよ』



チャンミン「えっ?」


ユノ『はい!出かけるよ』


チャンミン「いやだ…雨じゃん…」


ユノ『雨キライ?』


チャンミン「キライ…」


ユノ『どして?』

チャンミン「濡れるし…服汚れるし…傘持つの面倒だし…」


でも…

本当の理由は別なところに…

ある…



精神的に辛い状況の時にはたいがい、

よく雨が降った



だから…

雨になるといつも俺は憂鬱になった…



また思い出した…



思い出さないようにしていたはずなのに…

なぜか忘れられない…



ユノ『チャンミナ?』



チャンミン「あっ?ごめん…」


ユノ『早く』



チャンミン「気乗りしないなあ…」



ユノ『ぶつぶつ言わない』



ユノは…北へと車を走らせた…



ユノ『着いたよ…』



海??えっ?



ユノ『チャンミナおいで』


ユノのあとをついていく…



ざっぱ~ん


荒れ狂う海…


断崖絶壁のそこは…



穏やかな沖縄の海とはまったく違って…



チャンミン「ユノ?」



ユノ『ここはね…万座毛って言うんだ…』


ん?
ユノがトコトコ歩くから…

ついていくと…



お地蔵さんがあって…


周りには花束や…

折り鶴…

お酒や…ジュースが…

供えられていた…


ユノ『ここは…自殺した人のために…誰かが毎日毎日かわりばんこで…お供えにきてるんだ…』


チャンミン「ん…」



ユノ『もしチャンミナが自殺なんかしたら…毎日毎日俺はお供えにくる…』


チャンミン「………」


ユノ『雨の日にはチャンミナは…いつも悲しそうなんだ…今にも消えてしまいそうな…くらい…』



チャンミン「えっ?」



ユノ『気づいてないとでも思った?』



チャンミン「あっ…いや…えっ?」



ユノ『俺はずっと側にいるから…だから…笑って?』



チャンミン「ん…ううっ…」



俺の目から…雨が…


ぽたぽた…



そうなんだ…


雨が降る日には誰かに側にいて欲しかった…ただ…寂しかった…




ぽんぽん…


ユノが抱きしめて背中を叩いてくれた…



ユノ『帰ろっか?』



チャンミン「うん…」



雨はすでに上がっていて…

虹が…



ふふふっ…


二人で顔を見合わせて微笑んだ…


ユノ『やっと笑った!』



ユノ…
ありがと…


これからは雨が降っても大丈夫!

ユノが側にいる限り…



いつかは雨が上がって虹が出来るから…



ユノは俺のrainbowだから…







THE END……









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