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聴いた、観た、読んだ~わたしにモノをお尋ね申すな!

アラフィフで転職、別居を試みた無謀なおばさんのブログです。
転職に関する記事以外にも、音楽、映画、小説などの感想と日常のあれこれを綴っております。お暇なら覗いていってくださいな。

アラフィフで転職を繰り返し、ついでに別居までしたおばさんのブログです。

老眼の方にも優しい大きめ文字サイズにてお届け中。

 

笑いのツボが同じ人と涙腺の引き金が同じ人。

どちらと一緒にいたいですか?

 

女性にとって泣く行為はストレス発散にもつながりまする。

本日は涙腺が崩壊間違いなし。

思う存分泣いて、心のデトックス効果を実感したい方にお勧めな映画をご紹介させていただきまする。

古い映画なのでご存知の方も多いかも…。

 

まだきれいな心を失くしていなかったティーンエージャーの頃に観た記憶があります。

 

あまりにもラストが悲しくて、映画館から帰る電車の中でも涙と鼻水が止まらず、人目が気になってついでに脇汗も止まらず、いろんな分泌物でぐちゃぐちゃにさせてくれた映画です。

 

パトリス・ルコンテ監督 1990年制作のフランス映画『髪結いの亭主』

当時購入したパンフレットが奇跡的に残っておりました!

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ちょこっとネタバレあらすじ

 

舞台はパリから200キロほど西に離れた海岸沿いのリゾート地ドーヴイル。

その町で育ったアントワーヌは床屋へ行くのが大好きな少年でした。

厳密にいえば、彼の髪を優しくシャンプーしてくれる豊満な理容師の女性が好きでした。

なかなかおませなアントワーヌ少年です。

 

ある日、アントワーヌは欲望を抑えきれず、

「大きくなったら床屋さんを奥さんにする!」と家族に宣言します。

わたくしめならば「あらま、可愛い夢だこと」と思うのですが、アントワーヌの父親は「なんてこと言うんだ」とばかりに息子をぶん殴ります。

 

映画を観た当初は、そこまで怒ることなのかと疑問だったのですが、アラフィフになった今ならわかります。

 

思うに理容師のような手に職のある女性をお嫁さんにするということは、「おら、ヒモになる」とか「ユーチューバーになる(楽して稼ぎたい)」と同じような意味なのです(わたくしめの解釈です)。

 

バカげた夢ながら、彼のすごいところはその夢を叶えてしまうところです。

大人になんったアントワーヌは、偶然通りかかった床屋で美しい理容師のマチルダをみつけ、吸い寄せられるように店内へ…。

そして、散髪の途中でプロポーズをしてしまうのであります!

 

まあ、普通なら冗談か気狂いだと思うところです。

しかし、マチルダは「あなたの妻になります」とプロポーズを承諾してしまうのであります!

アントワーヌに負けず劣らずの気狂いっぷり。でも美しい…。

 

そこからアントワーヌとマチルダの2人だけで完結した結婚生活が始まります。

現実世界なら夫婦が24時間一緒にいるとさすがに息が詰まると思うのですが…。

アントワーヌとマチルダは10年も互いが互いだけを見つめる生活を続けるのでありました。

しかし、そんなしあわせな生活は永遠ではありませぬ。

何一つ変わらないものなんてないのです。

ああ、無常観。

 

なぜ、終わりを迎えるのかはネタバレになるので言えませぬ…

気になる方はご鑑賞あれ!

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