冬の空気が白く光った
近づく声にすぐ振り向く
君はいつもより言葉少なくて
大人びて見えた
風がかすかに横切った
足音数えて空見上げると
冷たく澄んだ夜の光が
胸を突き刺した
光に導かれるような
そんな夢を見てたよ
騒ぐ胸を押さえながら
次の言葉を探してる
つなぐ声が胸を躍らせる
並んで歩くこの坂道
歯に噛んだ笑みをこぼしながら
二人歩いていく
時はいつもと変わらずに
音も無く流れていった
何もないこの時間を
胸に刻み続けてた
いつもそこにはあるんだ
きっと見逃してるだけ
いつも何気なくて
きっと気付かないだけで