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この日本全体にわたる高い意識、高波動を、
どうやって実現しているのか。
これはみなさんお馴染みの、神社のシステムで構築されています。
皇族は、神社の最高神官としてあり、
儀式により、そのシステムを稼働させている存在であり、
日本でいちばんの、高波動の存在であります。
彼らが日本にある多くの神社を取りまとめ、
その代表である神を祀ることで、
私たちは、そのお札を家に持ち、つながることで、
高波動は各地の神社とその土地、各家々に繋がれていきます。
私たちが、当たり前に近所にある神社に、
最高神官が執り行う儀式の呪術が、効力を発しています。
私たちは、それを当たり前として普通に受け入れていますが、
日本全国、隅々までこのシステムは行き渡っており、
それによる、全体の呪術が効力を発していることを、
その特殊さに気づいていません。
ある意味、漫画の中の世界そのもののような、
現実的ではないのが日本であります。
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さて、ではここでもうひとつ。
日本のあり方の特殊さをもうひとつ、上げましょう。
神社には、日本の神様が祀られていますが、
神器に神が宿り、神社の社の奥に、神は鎮座しています。
神社に、神がいることを、私たちは普通に受け止めていますが、
それはとても特異なことです。
本来、神と言われるものは、人間と同じ場に住むものではありません。
神は天にあり、地にあり、違う次元の存在であり、
人間のこのわいわいガヤガヤしている、同じエリアには本来いない存在です。
神社のシステム以外のもの。
例えば、古代祭祀のアイヌや琉球など、
彼らの祭祀には、人間と同じところにずっと住んでいる神はでてきません。
祭祀の時だけ、関わるもの、呼び出すものであり、
神の住処を作ってそこで人間が毎日毎日神の世話をして、
というものではありません。
バリ島でもそうでした。
寺院では、神が宿る器がありますが、普段はいないそうです。
僧侶やシャーマンがマントラや儀式を行う時だけ、来てもらい、
普段は天や地や、彼らが本来いるところに戻るそうです。
この、別なところに神の棲家がある。ということの方が、
私はとてもしっくりきます。
彼らは肉体をもたず、でもその存在のありかが人間を揺さぶります。
神について、いろいろな成り立ちの物語やエピソードはありますが、
みえないもの、だけどもその存在があるのは確実で、
そして人間はそれを感知することができるという、
とても不思議であいまいな存在であります。
この曖昧な、でも確かにあるという、このあり方は、
人間の住む世界で、人間の場で、
同じ場にあることは違うのではないかと思うからです。
例えば、人間は海の中で生き続けることはできません。
そういう身体ではないからです。
神という存在は、人間の場に同じように生きることができない、
違う種族みたいなものだと、私は思います。
だから、はじまりの神官たちは、身体を用意したのでしょう。
そして、その身体に閉じ込め、
人間の場にずっとずっと居続けることを、強要したのでしょう。
なんで、神社がこんなにも神秘的な力を常に発動できているのか。
日本全体を、高波動にするくらいの大きな効力を発しているのか。
本来は別次元にあるはずの神秘を、
人間と同じ場に、くくりつけているからです。
海で生きることのできない人間に、それようの環境が用意されます。
たまに潜りにいって、海中を楽しんでいた人間は、
酸素が入ったカプセルに入れられ、
水分と栄養を渡されます。
そして海中で海のものたちに、毎日の世話をされ、
たまに娯楽を与えられ、延々と人間は海に居続けさせられます。
神社の神様は、これと同じ状況であります。
神は意識体でしかないので、人間の場に留めた時点で、
人間の意識に染まりやすくなります。
あちら側にある時と同じような環境を作り、
常に人間のノイズから守ります。
衣食住、清浄な環境を整え、神気を損なわないようにし、
そして、祝詞や儀式によって、その神気を引き出します。
最初は、たったひとつの神と社でありました。
ですが、これにより古代祭祀をしなくとも、
常時、いつでも、神の神気を人間の都合で使えること、
その社の場の波動が、とても高くなること、
その土地が、人が、発展することによって、
人間は発展させたい土地に、神を招いてそこに住んでもらうという、
人間側で言えば招待、
神側で言えば拘束が、なされていきました。
そして一度捕まった神はそこから、抜け出ることはできません。
意識体でしかない存在は、肉体をもつものの意識の強さには敵いません。
人間に名前を与えられ、物語がつけられ、
物質の器が用意され、意識体はそこにそういうものとして、刷り込まれます。
この状態で、ただ神気を祝詞で引き出され、使い倒されるだけなら、
あっという間に神は神気が抜け落ち、意識は霧散していくことでしょう。
だから人間は大切に大切に、その神気がなくならないよう、
細心の注意を払って、関わるものは邪気を限りなく払い、
社も何度も立て替えながら、
大切に守ります。
ほんとうに、別次元の意識体、それが神として、
そんな高波動な力なんてあるの?存在すらわからないのに?
この神社のシステムの流れを思考で判断すると、そう思うでしょう。
それが現代の感覚です。
ですが、神社に行った時、感じるもの。
何かがいる、何かを感じるその存在の感覚。
あれが、神という意識体がこの世にあるという、確証になります。
そして、それが人間と同じ場に、
ずっとずっとあり続けているおかしさでもあります。
いわば、神が複数、日本の国の社に留まっているということ。
そして、最高神官が長年続けてきた儀式により、
その神気が引き出され続けているということ。
日本は、あるいみ、半分あの世みたいなことになっています。
神の本来住む場所、その場と、人間の場が、溶け合ってるような状態です。
最高神官が、神の神気を引き出し続けたことによって、
日本という国が、全体的に高波動、高い意識の場になってしまったのです。
他の国は、神を祀ってたとしても、
一つの国、人間の場が変わるほどの変化をもたらすことはできません。
日本と同じようにしたいならば、
まずは神を捕まえ、人間の場に縛ること。
そしてお世話をし、その神気を途絶えさせないこと。
そして、国全体に、それを行うこと。
そして、最高神官が一千年単位で、儀式を繰り返すこと。
これを行わない限り、日本のような環境は生み出すことはできません。
ひとつの宗教があったとしても、それを長年、一つの国単位で行うことは無理であり、
日本の持つ、一つの国としての高波動を、凌ぐものはありません。
神という存在は、人間にとって本来は別のものでありました。
ただ、今の私たちにとって、日本人にとって、
それがなんなのかを、知ることはできません。
私たちは、人間が作った、用意した神の存在しか分からず、
そして人間がそこに乗せた、物語しかしらず、
それ以前の、本来の神がどういうものなのか、
神という言葉自体がちがう存在なのかどうかも、
わからないのです。
でもただ、神社に行けば感じられる、あの神気はとても神々しく、
私たちは波動を高めに、それを浴びにいきます。
それにずっと助けられてきたし、
だからこその、日本人であることが、今までできていました。
神と同じ場で生命を繋ぐことができたのは、ある意味奇跡のようなものです。
たとえそれが、捻じ曲げられた本来のものではなくとも、
この体験は、とても特別なものでありました。
そして日本人は、生まれながらに高波動にあったために、
生まれながらの能力者でありました。
次は、それを書いていこうと思います。
mie.
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