たとえ、いまにも、
雨が、おちてきそうな、
空を、みあげるときにも、
君の声が、耳元にして、
Uhuhuhu、、、って、ささやきに、
くすぐったいきもちが、するんだ。
だから、きみがいなくても、
さみしいと、思わなかった、、、
でも、きみとの、数分間の
はなしが、すんで、
ひとりに、なったとき、
モーレツに、
さみしさが、おそって、
どうしようもなく、
うちのめされてしまった、、
そばの、木によりかかって、
たちつくしたまま、
うごけなくなったとき、
すぐ、うしろで、
君の、ぼくを呼ぶ声がして、
ふりかえりざまに、
だきしめてしまった。
きみが、
急に、なきはじめるから、
手をゆるめると、きみは、
ぼくのシャツを、にぎって、
はなさない。
その瞬間に、雨が、
ふりはしめてきているのに、
きみが、動こうとしないので、
そぼふる雨のなか、
ぼくたちは、いつまでも、
いっしょに、雨に、ぬれていた。
ぼくの、記憶のなかで
サイコーに、甘い一瞬だった。
雨に、くるまれた、
ぼくたちは、
そのまま、海に
流れていっても、きっと、
はなれないだろう、、。
永遠は、このときから、
ぼくたち、
ふたりのものに、、、なった、、。
作 midori
写真は、おかりしました。