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これまでのあらすじ
18歳から約10年間、
スピリチュアル・バカになり
地球を彷徨う。
現実逃避だったと気づき、絶望
後に人生の師と仰ぐ
スピリチュアルカウンセラーと出会い
厳しい修行の末、30代でようやく
地に足のついた社会人に
40代で転職→婚活→結婚
幸せになることを誓う
みどり、起動
入籍、退職、引っ越しの後
結婚式を成功裡に終え、
ホッと一息ついた
年末近いある日のこと。
夫君に人事異動の内示が
転勤を伴うもので、
側から見たら栄転でした。
本来なら喜ぶべき話なのに、
それを聞いた時の私は
腹の中に真っ黒いヘドロが
一挙に湧いた感じに…
というのも、
引っ越しを終えたばかり。
妥協せず何度も内覧を重ね、
選んだ部屋でした。
荷物が片付いたのは、
つい数日前のこと。
加えて、異動先は誰もが知る
激務確定の部署…
とはいえ、哀しきサラリーマン。
じゃあ辞めます、とは言えません
当座は二人で乗り切ろう。
でも、ゆくゆくは、自分たちで
人生を決められるような働き方、
生き方を模索して行こうね
そんな前向きな話をして、
異動発令の日まで心穏やかに
過ごすよう努めました。
さて、師走に入り人事異動が発令され、
夫は隣県で行われる幹部会議に
車で出向くことになりました
その日の朝から「腰が痛い」と
真っ青な顔をしています
夫は20代の頃に脊椎に難病を発症し、
身体障害者手帳を保有していました。
が、日常生活には支障はなく、
登山も楽しめていたほどでしたが、
頭痛や腰痛は日常茶飯事で
痛み止めが手放せないようでした
後から聞けば、その日は
痛み止めをいくら飲んでも
効かなかったそうです。
でも大事な会議だから、
と出かけたのでした。
私は夫の身体に対する理解も浅く
心配しつつも見送りました。
その日の夕刻です。
夫が会議中に倒れたとの連絡が
腰の痛みから立ち上がれず
会社近くの整形外科にいるとのこと。
その瞬間、私の中で
非常時用みどりが起動する感覚が
時計を見る。
新幹線は??まだある。
お財布を見る。
お金、あるヨシ!
とるものとりあえず、
私はダッシュで夫のいる
隣県に向かいました