メスがやってくると、腹の先端にあるペンチのような器官でメ
スの頭部をしっかりおさえ、つながって飛びます。飛んでいる
姿を撮るのは私には無理なので、止まった瞬間を撮ってみまし
た。これを「尾つながり」とか「タンデム」とよばれるんです
。
タンデムを解除して産卵するトンボは、交尾をしてから産卵を
終えるまでに、メスが別の雄と交尾をすることが多いのですが
、その様な種類は、オスの交尾器に鞭状器という特殊な器官が
内臓されているんだそうです。雄は、交尾をして精子を送り込
む前に、鞭状器で雌の貯精嚢の中にある別の雄の精子をかきだ
すのだそうです。別の雄の精子を排除し、自分の子を雌に産ん
でもらう工夫だそうです。子孫を残すための雄の工夫はすさま
じいものがありますね。
http://m50.ti-da.net/c155415.html
生死をかけた精子競争(ヒトも精子競争にさらされている)
精子間にも、競争がある。
一匹のメスを巡って複数のオスが争うように、一個の卵子を
巡って複数のオスの精子が争う。
例えば、トンボのメスが複数のオスと交尾した場合、どのオ
スの精子が卵を受精させるかという精子競争が生じる。
カワトンボなどは、自分の精子で卵子を受精させるため、交
尾の際に、自分よりに先に交尾したオスの精子を鞭状器(べん
じょうき)(モリのようなかえしのついた器官)を使ってかき
出してから、自分の精子をメスに渡す。
昆虫の精子は、精包というパッケージになっているので、取
り出して交換することができるが、ヒトの精子は、液体の中に
入っているので、昆虫のように精子の交換はできないと考えら
れる。
しかし、ヒトのペニスの先端部の形は、ライバルの精子を
くみ出すのに適しており、ヒトのペニスは、非常に効率的に精
子を吸い上げるピストンの働きをすると主張する研究者もいる
。
ヒトも、精子競争にさらされてきたことは十分考えられる。
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タグ :行動生態学進化生物学
Posted by クワガタ at 20:27 │Comments(0) │TrackBack
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2010年08月03日
ヒトもかつて乱婚だった
精子競争があったことは、ヒトの精巣の大きさからもわかる
。
精巣は、精子を作る器官。
精巣の大きさ(体の大きなさに対する精巣の相対的な大きさ
)は、精子競争の強度に左右される。
他の霊長類と比較すると、ヒトの精巣の大きさは、一夫多妻
のゴリラ<ヒト<乱婚のチンパンジー。
一夫多妻のゴリラは、多くのメスを相手にするので、精巣も
大きいと考える方もいらっしゃると思うが、 他のオスを追い
払いメスを独占するので、他のオスとの精子競争がないゴリラ
の精巣は、意外に小さい。
複数のオスと複数のメスが頻繁に交尾するチンパンジーは、
激しい精子競争のため、精巣は大きいのだ。 精子の量がもの
をいう乱婚のチンパンジー程ではないが、ヒトの精巣の大きさ
は、精子競争の存在を示している。
精子競争があったということは、ヒトにも、複数のオスと複
数のメスが交尾する乱婚も存在していたのだ。
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Posted by クワガタ at 20:42 │Comments(4) │TrackBack
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2010年08月12日
オスはメスによって選ばれる
動物のオスとメスの性比は、生まれてくる段階では、ほぼ1
対1。
一般的に、メスは、産卵や子育てに時間とエネルギーを多く
使う。そのため、メスは、次の繁殖ができるようになるまで、
オスより時間がかかり遅くなる。
繁殖できるメスより繁殖できるオスの個体数が多くなり、オ
スは余ることになる。
余るオスがメスをめぐって、争うことになり、メスは、求愛
してくるオスの中から、資質の高いオスを選ぶことができる。
これが、メスによる選択だ。
動物の世界では、一般的にメスが、オスを選んでいる。
ヒトの現在の配偶者選択では、オスとメスがお互いに相手を
選んでいるように見えるのは錯覚で、結局メスがオスを選んで
いると感じているのは、あなただけではない。
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タグ :性淘汰配偶者選択
Posted by クワガタ at 10:02 │Comments(0) │TrackBack
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2010年08月19日
優良遺伝子は、有料(オスにミーハーが多いわけ)
すべては、メスへのアピールのために
ヒトのオスは、余剰な精子をばらまきたがっている。
一方アメリカでは、研究者、弁護士等のIQの高い男性の精
子が売買されている。
このような精子売買が行われるずっと前から、ヒトのメスは
、オスを選択することで精子も選択してきた。
ヒトのオスは、メスに選ばれるために、優良な遺伝子(精子
)を持っていることをいかにメスにアピールするかに、多くの
エネルギーを使ってきた。
私たち祖先のオスは、巧みな狩りや力強さ、仲間とうまくや
っていく能力を示すことで、自分が優良な遺伝子(精子)を持
っていることを直接、メスにアピールした。
現代人は、それが、芸術であったり、音楽であったり、スポ
ーツ、科学や思想に変わっただけ。というのは、イギリスの研
究者ジェフリー・F・ミラーだ。
オスは、自分の能力を見せびらかさずにはいられない動物
のようだ。
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タグ :ジェフリー・F・ミラー優良遺伝子性淘汰恋人選びの
心精子
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2010年10月16日
資質の高いオスの選び方
(c) ken39|写真素材 PIXTA
オスは、メスに選ばれるために自分の優秀さ(優良遺伝子)
をアピールするようになった。
クジャクのオスは、尾羽根(正確には上尾筒)をきれいにす
ることで、メスへアピールした。
クジャクのメスは、美しい尾羽根を持ったオスを交尾の相手
に選んだ。
クジャクのオスは、子育てをしない。オスがメスに提供す
るのは、精子だけ。
クジャクのメスは、優秀なオスの精子(遺伝子)を選んでい
る。
きれいなオスほど、病気などに強い形質(遺伝子)を持って
いて、これを目安にメスが選り好みをしている。
そうすれば、交尾時に病気に感染することもなく、病気に強
い遺伝子を子に伝えることができる。
最近では、メスに選ばれるために、きれいに装うヒトのオ
スが、増えている。
この現象は、オスの資質の高さと相関するものではないこ
とは、言うまでない。
クジャクといえば、性淘汰のシンボル的存在だったが、その
地位を追われた感がある。
総合研究大学院大学の長谷川眞理子教授により、クジャクの
メスは、よく鳴くオスを選んでいて、オスの羽は関係ないとの
検証結果が示されて久しいのだ。
クジャクの雄は、なぜ美しい? 謎は深まるばかりだ。
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タグ :長谷川眞理子クジャクの雄は、なぜ美しい?性淘汰
Posted by クワガタ at 04:21 │Comments(0) │TrackBack
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2010年10月22日
ヒトに面食いがいる理由(ヒトは見かけに限る)
(c) mineo|写真素材 PIXTA平均的な顔が美しい?
「面食い」は、必要以上に悪者あつかいされてきた。
ヒトにおいて、美女や美男子が配偶者として好まれる傾向が
あるのは、面食い的に配偶者を選択することが、進化上、ヒト
に有利に働いたからだ。
もちろん、美女や美男子でなければ繁殖できないことはない
し、ヒトは、外見だけで配偶者を決めるわけでもない。
美女や美男子が好まれるのは、その顔自体が、見る側に心地
よさを与えているからではないのか。
どんな顔がヒトに快いと感じられるのか。
平均的な顔が好まれるとか、左右対称な顔が好まれると考え
られている。
平均的な形質は、極端な形質に比べて環境に適応している確
率が高く、生存に有害な突然変異の少なさを表しているという
考えから、平均的な顔が好まれるとする説がある。
また、生物の形態のうち、本来、左右対象になるべき形質が
遺伝的・環境的ストレスにより非対称になることが知られてい
る。
左右対称な個体は、そうでない個体よりも生存力が強いとさ
れ、左右対称の顔が好まれるとする説もある。
もし、平均的で左右対称な顔が好まれるとすると、配偶者選
択において、ヒトの顔が有効な指標になると考えられる。
面食いのヒトは、無意識により生存力の強い相手を配偶者
に選択しているだけなのかもしれない。
それでも、平均的でも左右対称でもない顔の私でも繁殖に成
功している。(平成11年11月15日琉球新報投稿)
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タグ :左右対称平均的な顔配偶者選択美人琉球新報
Posted by クワガタ at 15:44 │Comments(0) │TrackBack
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2010年11月06日
浮気の生物学的いいわけ
(c) 智|写真素材 PIXTA
オトコとオンナの脳の違いを書いた本は、形を変え、多く出
版されており、必ずオトコの浮気について書いてある。
オトコは、大量な精子に突き動かされて、自分の精子をばら
まくために浮気をすると。
ペアのオトコが浮気しても、自分の所に戻ってくれば、オン
ナの被害は少なくてすむ。
オンナが浮気して、他のオトコの子を産んだ場合、オンナに
とっては自分の子にかわりはない。オトコにとっては、その子
供は、自分の遺伝子を持たない全くの他人であり、他人の子を
育てる羽目にあう。オトコの被害は甚大だ。
オトコの浮気が、オンナの浮気より比較的容認される傾向に
あるのは、このためだという。
オトコは、一時的な快楽を得るために浮気するのであり、浮
気オトコの生物学的と称するいいわけは、社会的には、一切通
用しない。
今週のひとり言:ウチアタイだけならサルでもできる。 婦人
代表
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タグ :浮気男脳女脳いいわけ快楽
Posted by クワガタ at 08:35 │Comments(0) │TrackBack
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2010年11月13日
愛はなぜ4年で終わるのか
(c) にこまる|写真素材 PIXTA
「愛はなぜ終わるのか」という本が以前話題になった。
離婚が、結婚4年後に多いのは、子供が3才頃になり、子供
に手が掛からなくなるとヒトのオスが別のメスを探すために、
家族のもとを離れることがオスの行動の中に組み込まれてきた
からだという。
脳科学者の澤口俊之さんは、「モテたい脳、モテない脳」の
中で、脳内物質であるフェニルエチアミン(ヒトの恋愛感情を
作り出すといわれる物質)の寿命は、平均4年であり、恋愛の
当初は盛んに出るが、4年ぐらいたつと少なくなるという。
結婚4年後に離婚が多いこととフェニルエチアミンの平均寿
命が4年であることは、関連があるかもしれない。
フェニルエチアミンは、いったん減少しても相手が変わると
、また増加するのではないかと私は考える。 4年ごとに相手
を変えるヒトが、あなたの周りにはいませんか。