みどりパソコン診療室のブログ -2ページ目

みどりパソコン診療室のブログ

千葉県佐倉市臼井のパソコンのお医者さん、みどりパソコン診療室のブログです。
日々遭遇するトラブルや技術的情報を載せていきたいと思います。

 昨日あったトラブルです。

 お客様から「日本語入力の時にF7キーを押してもカタカナに変換されない。F7キーを押したらラッパのマークが出る」というご相談がありました。

 訪問して確かめたところ、この方のマシンはDELLのINSPIRONというノートパソコンでした。このINSPIRONというマシン、初期設定ではファンクションキー(F1~F12のキー)がFnキーと共に使う状態になっていました。

 さて、Fnキーとは何ぞや、ということです。

 ノートパソコンは小さい筐体の中に機能を凝縮して作ってありますから、配置できるキーやスイッチの数には限界があります。それで「既存のキーにまったく別の機能を共有してしまおう」という発想が出てくるのです。
 こうすればキーの数に限りがあっても、キーの数だけスイッチや機能を持たせられます。

 それでこのFnキーが出てくるのです。このFnというキー、ShiftキーやCtrlキーと同じようにこのキー単体では意味を成しません。Fnキーは「Fnキーを押しながら同じ色で描かれた記号のキーを押すこと」によってその記号の機能を発揮するのです。

 下の写真をご覧ください。(見づらくてごめんなさい)

みどりパソコン診療室のブログ


 このキーボードは私の使っているIBMのThinkPad T60というマシンのものですが、このキーボードの左下に青い文字で「Fn」と書かれたキーがあります。
 ファンクションキーに通常のF1~F12とは別にこの同じ青い色で記号が描いてあるのがお分かりになりますでしょうか。同じく青い記号でカーソルキー(上下左右の矢印のキー)やPrtSc、ScrLk、Home、End、PgUp、スペースキーにも描いてあります。

 このThinkPad T60の場合、Fnキーを押しながらF2キーを押すと「パソコンのロック」になり、Fnキーを押しながらF4キーを押すと「スリープ状態」になります。またFnキーを押しながらHomeキー、Endキーを押すことによって画面の明るさを変えられます。このようにWindowsでは制御しないパソコン自体の機械のスイッチなどもFnキーを使うことによってキーボード上に割り振ることができるのです。

 さて、今回のトラブルであるINSPIRONというマシンですが、普通ならファンクションキーとして使うキーにマルチメディア機能が割り振られていました(音量の調節やDVDの再生や早送り、ストップなどの機能ですね)。ファンクションキーとして使うためにはこのFnキーを押しながら使う、という初期設定なのです。
 ですからこのお客様が日本語入力をしてF7キーを押しても単に「スピーカーのOn/Off」になってしまい、本来のF7キーの機能が有効にはならなかったわけです。

 この設定だと日本語入力や他のファンクションキーの機能を使う場合、いちいちFnキーを押しながらにしなければいけないので面倒です。それで今回は設定を変えることにしました。設定はWindowsキー(キーボード左下の旗のようなマークのキー)を押しながらXキーを押すことによってできました。
 本来ならBIOS(パソコンの機械の基本設定をする部分。普通はいじりません)で設定するような項目なんですが、このINSPIRONというマシンは簡単に設定できますね。この設定でファンクションキーの割り当てをマルチメディアキーではなくファンクションキーに切り替えるだけです。

 自分のファンクションキーがどのようになっているかを見分ける簡単な方法は「Fnキーと同じ色になっているのはどのような記号(または文字)か」ということです。
 Fnキーを押しながら使う機能はFnキーと同じ色で描かれているのです。

 このFnキー、ノートパソコン固有のものですね。デスクトップパソコンのキーボードにはまずありません(特殊な場合を除きます)。

 ご自分のパソコンがノートパソコンの場合、一度FnキーとFnキーと共に使う機能を確認なさってはいかがでしょうか。

 今回はFnキーのお話でした。


当診療室は京成臼井駅近辺でパソコンのトラブル時にご自宅に訪問して診断/解決をするサービスをしております。
 ホームページはこちら  です。トラブルの際にはどうぞご活用ください。
 今日あったトラブルを一つ。

 お客様から「電源ボタンを押したら画面のロックというのになって操作できない。パスワードも忘れた」というご相談がありました。

 普通電源ボタンを押したらパソコンの電源が切れるかスリープ状態(*)になります。よくよく話を聞いてみたら、このお客様はパソコンをつけたまましばらく席をはなれていまして、席に戻ってきたらモニタの電源が切れていたためパソコンの電源は切れているものと思って電源ボタンを押したのだそうです。

 普通の、というか工場出荷時のパソコンの設定ですと、電源を入れたまま操作しないでパソコンを放置していると、何分かして自動的にモニタの電源だけ(あるいはハードディスクの回転も)切れるようになっています。ですからパソコンの電源は入っているのにモニタに何も映らない、ということがあり得ます。この状態ですと何かキー操作やマウス操作をしてみるとまたモニタが映るようになります。これはWindowsの正常な動きです。

 今回のトラブルはこのパソコンの電源が入っているのに電源ボタンを押してしまった、というのが原因で起きました。どのような段階を経て「画面のロック」にまでなったかというと、下記の順序になります。

 1.パソコンの電源が点いているのにモニタに何も映っていなかったため電源ボタンを押した
 2.電源ボタンを押したらパソコンがスリープ状態になってしまった(一見パソコンの電源は切れたように見えます)
 3.再度電源ボタンを押したらスリープ状態からの復帰になって「画面のロック」が表示された

 この「画面のロック」とは何かというと、例えば仕事で使われてる方が席を外す時に他の人に画面を見られたりいじられたりを防ぐため、Windowsの画面をロック状態にすることができるのです。
 任意で画面のロックを行うには、通常画面で[Ctrl]+[Alt]+[Del]のキーを押し「Windowsのセキュリティ」という画面を出します。このウィンドウに「コンピューターのロック」というボタンがありますので、これを押すと画面のロックになるわけです。

 で、この画面のロックから通常画面に復帰するにはユーザー名とパスワードが必要になるわけです。ユーザー名は自動で入力欄に表示されますのでいいとして、問題はパスワード。パスワードはユーザーごとに設定されていますのでこの個別のパスワードが分からなければ普通は通常画面に復帰することができません。もちろんパスワードが設定されていないユーザーでしたら何も入力しないで[OK]ボタンを押せばいいのですが。

 このパスワードというのはWindowsのユーザーのパスワードですので、ユーザー設定時には必ず一度入力します。例えば「お父さん」「お母さん」「僕」という3人のユーザーを作ったとします。すると3人にはそれぞれパスワードを設定してるわけです。ですが多くの方はWindowsにログインするためにいちいちパスワード打たなくてもいいように「ユーザーの簡易な切り替え」方式を選んでいます。これですとWindowsを起動した時に「Windowsにようこそ」という画面が表示され「お父さん」「お母さん」「僕」のユーザーアイコンが表示されます。あとはユーザーを選択してクリックすればいいだけになってしまっているのです。
 この簡易な切り替えは非常に便利な一方、自分のパスワードを日常的に打たないのでパスワードを忘れてしまう原因にもなっています。もちろん仕事で使われている方はパスワードでログインすることを常としているでしょうが、ご家庭で使われる時は大抵パスワードなんて打たないように設定してあります。工場出荷時の設定もそのようになっていますしね。

 ですから個別のパスワードの管理は確実に行うようになさってください。何かノートに書いておくもいいですし、何かの暗号にしておくのもいいですね。パスワードの変更は[スタート]→「コントロールパネル」→「ユーザーアカウント」→「アカウントの変更」から個別に行えます。

 さて、話は戻って今回のトラブルです。画面のロックになってパスワードも分からない。通常ですとここで詰みです。パスワードが分からない以上、ハードディスクが壊れるのを覚悟で電源をブチッと抜く以上のことはできません。

 しかし抜け道もあるのです。ユーザー名とパスワードの組み合わせでロック状態を解除できますが、解除できるのは「このロックしたユーザー」以外に「コンピューターの管理者」もできるのです。
 厳密にユーザーの権限管理をしている会社などでない、例えば普通のご家庭などでは大抵全てのユーザーが「コンピューターの管理者」に設定されています。ですので他のユーザーのユーザー名とパスワードが分かれば解除できます。
 しかし他のユーザーのパスワードも分からない。そういう場合はどうすればいいのか。多くのパソコンでは一般のユーザーに加えて「コンピューターの管理者」には通常「admin」もしくは「administrator」というユーザーが設定されています(もしくはメーカー名だったりしますが)。なので物は試しにユーザー名「admin(もしくはadministrator)」、パスワードなしの状態で[OK]ボタンをクリックしてみてください。上手くすればそのまま解除できます。

 今回のトラブルではそのユーザー「administrator」パスワードなしで成功しました。
 本当はそれでもダメな時のための特殊なツールというものもあるんですが、これは企業秘密ということで。

 さて今回の「画面のロック」問題ですが、事前にWindowsの設定をすることによって回避できます。設定方法は以下の通り。

 1.[スタート]→「コントロールパネル」→「電源オプション」または[スタート]→「コントロールパネル」→「パフォーマンスとメンテナンス」→「電源オプション」で電源オプションのウィンドウを開きます。(図1)

みどりパソコン診療室のブログ


 図1.

 2.「詳細設定」タブをクリックします。次の画面が表示されます。(図2)

みどりパソコン診療室のブログ


 図2.

 3.「スタンバイから回復するときにパスワードの入力を求める」とういチェックをクリックして外します。

 4.「コンピューターの電源ボタンを押したとき」というメニューの中から「シャットダウン」を選びます。こうすると電源ボタンを押した時は必ず電源が切れるようになります。
 なおこの時の電源の切れ方ですが、いつも通り[スタート]→「シャットダウン」で電源を切る時と同じ切れ方をしますので、停電のようにいきなり電源が切れてハードディスクが壊れる、というようなことはありません。

 5.最後に[OK]ボタンで設定を有効にします。

 この画面例はWindowsXPのものですが、概要はどのWindowsでも一緒です。要はスタンバイからの復帰と電源ボタンの設定を確認しておくということです。

 今回は「画面のロック」のお話でした。


 (*)スリープ状態:
  スリープ状態というのは、Windowsの作業状態をそのまま保ったままでパソコンの電源が切れる状態のことです。復帰するとスリープにした時のままの状態が戻りますのですぐに作業に戻れるというものです。


 当診療室は京成臼井駅近辺でパソコンのトラブル時にご自宅に訪問して診断/解決をするサービスをしております。
 ホームページはこちら  です。トラブルの際にはどうぞご活用ください。

はじめまして。パソコンのトラブル解決を生業とするパソコンのお医者さん、みどりパソコン診療室です。

初めての記事なのでテスト投稿としたいと思います。

当診療室は京成臼井駅近辺でパソコンのトラブル時にご自宅に訪問して診断/解決をするサービスをしております。
ホームページはこちら  です。
トラブルの際にはどうぞご活用ください。

このブログでは当診療室で遭遇したトラブルの症例や解決法、技術的情報などを載せていきたいと思っています。また日々の思うところや時には愚痴なども書くかもしれません。

どうぞ宜しくお願いします。