こんにちは
今回は斑入り植物についてお話しします。
斑入りは、クロロフィルが欠損することにより生じ、その欠損度合いが大きいほど派手に見えます。
固定するものとそうでないものがあり、安定するものほど当然値打ちはあります。その色合いも美しく、鑑賞価値が高いとしてコレクターの多いのではないでしょうか。
ところで、斑入り植物を育ててみたいが、どうやって管理すればいいんだろう?と疑問に思いますよね。
初心者の私には無理だと感じていらっしゃる方もいるかもしれません。
斑入りは、確かに葉緑素が少ない為、通常よりも弱く斑のない通常種同様の管理だと傷んだり、最悪枯れてしまう事があります。
しかし、今からお話しする管理方法を取り入れるだけで、斑入りの枯れる確率を低くする事が出来ます。
◉強い太陽光は控える
色素が少ないため、人の肌と同じで白い程焼けやすく傷んで枯れてしまう危険性があります。50%程遮光して頂けると綺麗に保ちます。(植物によって直射でも大丈夫なものもあります。が大抵は遮光してあげる方が無難です)
◉温度変化の少ない場所へ
斑入りは、どんなに安定しているもの、性質が強い物でも通常タイプ(その植物のスタンダードな緑葉タイプ)には敵いません。
理由は簡単。栄養を作り出す葉緑素が少ないためです。
そのため、性質も弱いため温度変化の少ない、穏和な環境下に可能な限り置いてやる方が失敗が少なく、葉も傷みにくくなります。
斑植物はちょっぴり過保護気味です。
◉肥料は極端に必要ない。適当な量で
葉の色素が少ない為、美しい斑が入ります。肥料を与えると、斑が消えてしまう可能性があるのでなるべく肥料は、控えます。
生育時期に与えるのは通常種と同じです。
最後に斑入りについてもう少し詳しくお話しします
斑入りは常に安定するものではありません。
管理状態により、斑が消えてしまうものもあれば、逆にもっと強く斑が出るもの、またアケボノ斑といって、新芽に強い斑が入り、成熟すると通常の葉に戻る面白い個体もあります。
そういった自身の管理方法で植物の大きな変化が楽しめるのも斑入りの魅力です。
最後までお読み頂きまして誠にありがとうございました。次回は『美しい極楽鳥花の魅力』についてお話し致します。お楽しみに♪