こんにちは、

“みどりのパイン”です。



初戦まさかの不合格。


去年も落ちたものの、

今年はほぼ安全圏と考えていた大学です。



当日の手応えのなさが、

現実の結果となって返ってきました。



第1志望大学3学部のうち、

最初の学部を受けた直後でした。



ショックはありました。



早く二浪しない保険が欲しかったですし、

何より“ゼロの人間”を卒業したかった。



明日は第4志望大学の発表日でもあり

第1志望大学2つ目の学部の受験日でした。



翌日、

受験の帰り道に発表を見に行くことに。



私にとって6校中最難関学部だったため、

今日は諦め半分で試験を受けていました。



それよりも第4志望大学の

合否が気になって仕方ありません。



試験が終わり、

足早にJR改札に向かい

目的の大学へ向かったのです。



最寄りの駅に着くと

急に足取りが重くなりました。



慌てているのか、足がすくんでいるのか

自分でもよくわからない感覚です。



駿台全国模試でもずっとA判定でしたが、

成功体験のないゼロの人間には

不安しかありませんでした。



ベニア板に貼られた合格番号を

目を皿のようにして探しました。





あった!本当にあったのです。



第4志望でも心から嬉しかった。



自分は世の中から忘れられてはいない、

ここに私は存在するのだと。



4年間続いたゼロの人間から

解放された瞬間でした。



その場にへたり込みそうになりながら

“神様、ありがとうごさいます”

心の中で手を合わせました。



四月から私は大学へ行けるのです。



そして残る試験は、

第1志望の最期の学部だけとなりました。



つづく

“みどりのパイン”より