昨日で溝口徹先生の『9割の人が栄養不足で早死にする!』を
読み終わりました。オーソモレキュラーを勉強しているので溝口徹先生の本は何冊か読みました。
以前テレビ番組で元気な年配の芸能人の方がガッツリお肉を食べているのを見たことがあります。表紙には40代からは肉食と糖質制限がベストとあります。
第1章では「日本人は栄養不足に気づいてない」について学びます。近年「新型栄誉失調」という言葉が、日本人の健康と食事にまつわる新たなキーワードとして浮上ぴさんにきています。
日本では今も毎年二万人以上の結核患者が新たに発生しています。その原因が栄養不足にあるようです。2012年度の数字で人口あたりの罹患率で見ると、日本はアメリカの4.9倍。
ドイツの3.9倍です。
これらはタンパク質の不足と関係があります。日本人の食事は戦後になって急激に変化しました。食物繊維がいちじるしく減少しました。ごぼうや葉物野菜、海藻類などの摂取量はここ十数年で激減しています。
食物繊維の減少で腸内環境が激変してしまったようです。
40歳を過ぎた頃から、腸内細菌のバランスが崩れてくると
言われています。
溝口徹先生はオーソモレキュラー療法のクリニックを2003年に日本で初めて開き、多くの患者の治療にあたってきました。オーソモレキュラーとは日本語では分子整合栄養医学と訳されます。
わかりやすくいうと「体内の細胞にそなわった分子(栄養素)を
最適な濃度に整合することによって、身体の機能を向上させ病気や老化を改善・予防」するというものです。
栄養には病気や老化を改善し、予防する力があります。
第2章では「若々しさのもとは肉が1番」について学びます。身体にあるタンパク質は、常に入れ替わっているので継続して摂取していないと必ず足りなくなってしまいます。
タンパク質の入れ替えが遅くなって機能が落ちた状態が「老い」です。アミノ酸はタンパク質を作る材料です。食べたものからタンパク質を摂ると胃から小腸に行く過程で分解され
アミノ酸の形になって吸収されます。
その形で肝臓に運ばれたあと、血液を通って各細胞のところに行き、それぞれが結合して様々なタンパク質に合成され、新しい組織がつくられます。
第3章では「40代から急激に老化するしくみ」について学びます。腸内細菌には善玉菌、悪玉菌、日和見菌があります。
食物繊維は善玉菌のえさになります。40代からは、食物繊維を積極的に摂取するように心がけて腸内細菌のバランスが乱れることを予防することができます。
第4章では糖化についてや油について学びます。オメガ3系を増やしオメガ6系を減らすのが重要です。
最後の第5章では「症状別・元気を取り戻す方法」について
学びます。
読みやすい本なので是非読んでみてください。