グラッサー博士の選択理論を読んだ後しばらくはまって
彼の色々な著作を読みました。選択理論については、
この本を読んでください。初めて彼の著作で読んだ本です。
手元に置いて活用して欲しい本です。選択理論には5つの欲求というのがあります。
この5つの基本的欲求の中で、一番満たすのが困難な欲求は愛・所属の欲求です。というのは、これだけが唯一、一人で満たすことができないからです。また、力の欲求もしばしば満たすことが困難です。力の欲求を満たすために外的コントロールを使ってしまい、人間関係を破壊してしまうことがあるからです。
選択理論は、幸せな人間関係を築くのに役立ちます。
外的コントロールや相手を変えようとするのでなく
自分が変わる。
親が子供を、結婚している人が配偶者を変えようとすることはよくあるようです。子どもを変えようとするのでなく親が
自ら変わることが出来ます。
ガミガミ言ったり褒美で釣るのは避けたい習慣です。
選択理論独特の言葉ですが上質世界というのがあります。
上質世界に何を入れるかが大切です。
グラッサー博士は子ども時代、尊敬でき好意を持っていた
教師を上質世界に入れていたとありました。
上質世界とは普段使う言葉としては目標とか目指すもの。
そんな感じです。目標もなく生きていると進歩は難しい
です。
彼は選択理論心理学を始めましたが、精神科医でもあるので
精神的な病気についても著作があります。精神分裂病
(今は統合失調症)を自分で治した人の話しもありました。
精神科医として勤務していた頃の経験も語っています。
衝撃的な題名の本ですが精神科医としての経験の集大成と
言ってもいいでしょう。
この本の中で発達障害に薬を飲ませることの害について
触れられています。
精神医学界には、製薬会社とタイアップして薬で治ると
信じさせる派とグラッサー博士のように薬を使わないで
生活を変えることで治す派があり圧倒的多数が前者です。
教育に関する本も書いています。日本にも選択理論を活用
した学校があります。
結婚の謎(ミステリー)は夫婦の問題で悩んでいる人に
読んで欲しい本です。この本の原稿を書いている時に
ある夫婦に原稿を見せ当てはめたら問題が解決した話が
書いてありました。