トラウマ対応のカウンセリングに

 ソマティック・エクスペリエンス

というのがあります。聞いたことがない方もいらっしゃる

ようです。

 

わたしが痛みの治療兼トラウマの治療として受けたのが

ソマティック・エクスペリエンス(ソマティック・エクスペリエンシング)です。

 

トラウマ治療と言ってもトラウマについて話す必要は

ありません。日本でまだソマティック・エクスペリエンスが

始まってまもない頃の2010年から受けました。

 

ピーターリヴァイン氏が始めた療法です。

日本では、藤原千枝子さんが始めたのだと思います。

彼女がピーターリヴァイン氏の本を訳した方だと思います。

 

カウンセリングを受け始めた頃、週に一度痛みが消える

時間がありました。受け始めた当時毎回良くなって行くのが実感出来ました。

 

 

でも途中からフラッシュバックが酷くなってネットで調べて藤原千枝子さんに電話をしました。ネットには家族の理解が得られない場合や加害者を愛している場合に悪化することもあると書いてあったからです。

 

藤原千枝子さんは、わたしが受けているカウンセラーはまだ講習を受け始めたばかりなので悪化していると思うなら中止した方がいいと言いました。

 

カウンセラーはソマティック・エクスペリエンスの前は

EMDRで治療していました。主治医とタッグを組んで解離の

患者の治療に当たって来て経験豊富でした。

 

EMDRにしますかと聞かれましたが眼球を左右に揺らす方法で催眠術に近いと思いやめてしまいました。カウンセリングも止めてしまってと主治医には言われました。

 

その後2014年に東京で日高潤子さんにソマティック・エクスペリエンスをしていただきました。ネットで調べ今度受けるのなら、この人と決めていました。指導する立場にある人です。でもその後受けるのをやめてしまいました。

 

最初にソマティック・エクスペリエンスをしてくださった

カウンセラーは今は上級の資格を習得していらっしゃいます。愛知教育大学で臨床心理士の教育に携わっています。

 

藤原千枝子さんは昨年新しい本を出版されたようです。

 

アメリカでは、トラウマ治療はソマティック・エクスペリエンスが多くなっているようで本屋さんのトラウマ治療の棚も

ある時からすべてEMDRからソマティック・エクスペリエンスに入れ替わっていました。

 

野生動物は、襲われた後凍りつきによってその場を凌ぎ

捕食動物が去った後身震いすることによってトラウマとは

ならない。そんなことが書いてありました。

 

トラウマが原因で病気になってしまった人にソマティック・エクスペリエンス(ソマティック・エクスペリエンシング)は

効果的な治療法だと思います。

 

日本でも10年経って上級の資格を持つカウンセラーも増えて来ました。