19歳の時からずっと家庭教師や塾の講師として働いて来て
思うのは勉強の仕方を知らない子が多いということです。
娘が中学3年生の時に近所の子で塾の先生から親年代の人に
家庭教師をしてもらうように言われたから教えて欲しいと
頼まれて教えていました。
その子は小学5年生の頃からその塾に通っていました。塾の
先生が家庭教師を頼むように言うとは何とも無責任なもの
です。
教えていて思ったのは中学2年生になるのに分数をまったく
理解していませんでした。小学5年生から教えていて分数を
わかるように出来なかった講師は怠慢なのでしょうか?
塾に通っているから勉強は大丈夫とは言えない一つの例です。塾で過ごす時間、問題を解いたりするでしょう。でも勉強の仕方を教わることがないと成績は伸びません。
わたしは子どもを教える時まず勉強の仕方を教えます。どれくらい実力があるか最初にテストします。数学ですと小学5年生の割合のところでつまづいている子が多いです。
わからなくなったところまで遡って教えないと成績は伸び
ません。数学が出来ない子の多くが小学生の時の算数から
わかっていないことも多いです。
わからなくてもどんどん先に進むのが日本の義務教育です。
九九がわからないまま中3になった子を教えたこともあり
ます。何とか受験に間に合いましたが。
数学が出来ない子の中には漢字が読めなくて文章題が苦手な
子もいます。その子の場合何時間も数学を勉強しても成績は
伸びません。漢字の読みの特訓が必要です。
以前塾で教えていた時に漢字が読めないせいで数学が出来ない
生徒がいました。他の子よりも早く来るように言ってその子に
オリジナルで漢字の読みの問題を作り特訓しました。
ほどなく成績は良くなり学年で100番以上上がりました。
また国語力をつけるには本を読ませることが大切です。普段から本を読んで考える習慣をつけると良いでしょう。
わたしには息子と娘がいます。家でわからないところは教え
られるので塾に行ったことはありません。長男は高学年の時に
チャレンジを受講していました。
学校から帰るとまずチャレンジを勉強してから遊びに行って
いました。長女の場合は優秀でチャレンジをやる必要は
なかったです。
中学生の時に勉強が出来ても高校で伸び悩む子もいます。
中学時代と教えるスピードも変わります。進学校では数学は
能力別クラス編成になります。文系と理系に分かれます。
長女は理数科の生徒が多い一番難しいクラスで数学を学んで
いました。授業参観に行った時中々娘を見つけられません
でした。最後に少人数で女子が数人しかいないクラスにいました。
幼児期に暗算をさせることが算数や数学が得意な子に育てる
のに有効です。小学生の時に計算能力が高ければ授業を理解し
ついていくのも容易です。
理科や社会の勉強は自然観察やお手伝いなどの経験をさせる
ことで伸びます。図鑑を購入して調べる習慣をつけるなら
興味を持って学ぶでしょう。
社会は特に働くことの大切さを知るようにしてあげることが
必要です。スーパーで働く人、郵便局員、宅配便の配達員、消防士や警察官など職業に関心を持つように教えます。