ご無沙汰してます。


部署内異動しまして、ちょっとバタバタしておりました。


ちょっとだけ愚痴らせてください。


介護施設で働いていると、介護する側とされる側の関係、そしてそのご家族との関係にかなり悩みます。

特定の疾病の方がご入居しているのですが、そのご家族の疾病に対しての認識は良いのですが、認知症という疾病に関しての認識の違いを痛感しています。


確かに特定疾病ではありますが、認知症が無いわけでは無いのです。ですが、そのあたりをご理解いただけない時が多々あります。


あるご入居者様がいらっしゃいます。面会にご家族様がいらっしゃいます。ある日かなりご立腹なクレームがありました。

面会時に居室の中を片付けていたら段ボール📦箱にかびた洋服が沢山出て来た。タンスを見たらそちらにもかびた洋服が丸めて入っていた。ご入居者様に確認すると洗濯に出しても濡れたまま返ってくる、乾かしてくれない。段ボールの物は捨ててくれと言ったけど片付けてくれないとの事。一体どうなっているのか?洗濯物を干すのはご入居者様の役割なのか?ゴミも片付けてくれないのか?掃除した時に気づかないのか?とのこと。


はあ⁉️そんなことあるわけないじゃ〜ん‼️


洗濯したら必ず乾燥機にかけて完全に乾いてから返却します。勝手に人様の荷物を捨てることは致しません。片付けるにしても必ずご家族にも確認してからにします。

ご入居者様が『捨てて』と言っても、ご家族に確認するのが当たり前なんです。

ご入居者様からの依頼はありませんでしたし、濡れてカビでしまった服は、ご入居者様が失禁した服を職員に隠してタンスや段ボール箱にしまった物だと推察されます。

その方はトイレ介助は拒否することが多いです。そして居室で失禁してもナースコールを鳴らさずにご自身で着替えてしまいます。居室を退室する時は必ず『何かあったらすぐにコールして下さいね』と念押ししてからにしています。しかしプライドがあるのでコールはして来ません。そして濡れた服を綺麗な服の下に隠してしまうのです。

洗濯物を返却する時には『お洗濯したのが返って来ました。こちらでしまっても良いですか?』とお尋ねします。職員が勝手にご入居者様の持ち物やタンスに触れることはしません。必ず許可をとります。で、許可が出ると服等をタンスにしまいます。その時に確認できれば、濡れた服を『汚れているようなので洗濯しますね』と言い回収します。

その方は『自分でしまうからいじらないで』と。

そうなると勝手にタンスを開けることなど出来ません。

濡れたリハバンやバットもご自身で変え、トイレに行く時にご自身で捨てるような方です。


確かに職員よりもご家族の言う事を信じるのは当たり前ですが、家族として話していて『?』と思う事はないのでしょうか?

クレームもかなり強い言葉で言われたそうです。

服も買い替えなければならなかった。どうしてくれるんだと‥。


ご入居の際に認知症の検査はしてはいません。

長谷川式ではするようですが、CTを撮ったりする本格的な事はしません。何でも鵜呑みにして職員に強い口調で伝えられるのはかなり心痛です。

ご家族のお話を聞いて尋ねてくださるのは構いません。でも、マルっと信じて職員に当たられるのはどうかと思います。


あと『お金を払っている客なんだから何でも叶える家政婦』扱いするご入居者様がいらっしゃいます。

出来る事もご自分でせずに職員にやらせる。


動けなくなりますよ〜。他の方のナースコールも鳴っているんです。比較は宜しくないですが、そちらの方が優先順位高いんですけど〜。(←心の声)


出来ない事は職員に頼んでもらって構いません。逆に出来ないのにご自身でやろうとしないで下さい。出来ないのは恥ずかしい事ではないんです。それで怪我をしては施設にいる意味がありません。

ご家族がご入居者様に完全に寄り添う生活が難しいから施設に預けるのです。でも、働きに行かなくてはならない、夜も寝ずに寄り添うのは生活のために出来ないなどの様々な理由がありますし、そこは職員も理解しています。

施設でも完璧に寄り添うことは不可能と言っても過言ではないでしょう。しかし、ご家庭に居るより少しでも多く寄り添えると私は思っています。


こう言っては過激であり妥当とも思いませんが敢えて偏見的な意見を書かせていただくと、ご家庭で一緒懸命ご入居者様に対して寄り添って来たけれど、どうにもならなくて施設に‥と言うご家族は、職員に対してもとても丁寧な恐縮してしまうような対応をして下さる場合が多いような感じがします。そうでないご家族は職員に対して強い対応をなさる傾向が。全てがそうとは言えませんし言うつもりもありませんが、えてしてそう言う場合が多いような気がします。

賛否両論でしょうが私の経験から言わせていただけるとそのような感じることがあります。


また、備品などの揃い具合にも現れるかな?と。

あるご入居者様はボストンバック1つと紙袋1つでご入居されました。それまではご家族とは別々で1人暮らしだったようです。後から荷物が搬入されるのかと思っていましたが、なかなか来ません。あまりにも何もないので施設から連絡して衣装ケースなどと服が送られて来たなんてケースもありました。


逆に大切にしているからアレクサを居室に設置し、24時間ご家庭でも見守りしているご家族もいらっしゃいました。

これはレアなケースだと思いますけどね。


1つ言いたいのは、ご家族の言う事を信じるのは当たり前ですし、それが家族と言う物だと思います。しかし、施設側のお話も聞いていただけると有難いなと思います。

ただ、それだけをお願いしたいなと思い、ブログに書きました。


介護は大変ですが、色々なご入居者様の楽しいお話も聞けたり、職員を労って下さったりと楽しい事も多いです。人はいずれ歳をとります。不慮の事故や病気で即死でない限り、介護される日が必ずやって来ます。

いづれ私もお世話になります。だからこそ今、お手伝いする側にいるのです。人生に対しての先払いということでしょうか?爆笑


愚痴らせていただきありがとうございました。

賛否両論でしょうが、小心者なので辛辣なコメントはご容赦ください。

そうなのね〜位で受け止めていただけたら幸いです。