入院中の話は今回で終わりです。
退院前日の午前中に患者支援センターの看護師から訪問看護事務所の話がありました。
訪問看護の利用を薦めてくれたのは主治医です。
患者支援センター看護師が自宅近辺の訪問看護ステーションの中から、心不全や心臓病に特化している訪問看護事務所があるので受け入れしてくれるか連絡してみると話がありました。
事業所名を伺うと、ナント
患者会を立ち上げて初めて医療講演会を開催した時に参加してくれた看護師さんが責任者の訪問看護ステーションでした。
主治医とは他の医療機関で一緒に仕事をされた間柄というとこは、その医療講演会で話を伺いました。
1時間後、患者支援センター看護師がやって来て受け入れ可能とのことで、退院日の夕方に契約を含めての挨拶で来訪すると事になりました。
私のために早急に訪問看護ステーション探しに対応してくれた患者支援センターと、受け入れしてくれた訪問看護ステーションに感謝です。
病棟の話です。
通常の検査入院は2泊3日で、肺高血圧症の静注薬(エポプロステノール)調製を経験している看護師が看護担当してくれます。
2020年の検査入院後にエポプロステノールからトレプロストに変更した時も、静注薬を調製できて患者支援ができる看護師のみが私の受け持ち担当でした。
今回の私の入院前に、病棟看護師全員が肺高血圧症静注薬調製の勉強会を開催して、誰が担当しても大丈夫な体制で準備してくださいました。
看護師の中にはオンライン勉強会に参加して調製の手順を学んでくださった方もいると伺い、患者として安心できた入院でした。
退院前日には受け持ち担当看護師がやって来て
「今回の入院中、ずっーとお世話できなくてごめんなさい。」
と挨拶がありました。
受け持ち担当看護師は2015年肺高血圧症と診断された入院で、私のための看護師チームのひとりで、2020年の入院でも受け持ち担当看護師でした。
私は特定の看護師がチームを組んで肺高血圧症の静注薬患者の看護にあたるのはそれはそれで信頼できるけど、病棟看護師全員が看護にあたれるように体制を整えてくれたことは、肺高血圧症の患者にとって安心できる病棟になったことは感謝でいっぱいです。
退院担当は副師長さん(3人います)で、この副師長さんは入院中の身の回りで困ったことや副作用で介助をしてくれました。
スタッフステーションに立ち寄り声を掛けると、師長さんがステーション内で仕事をしているスタッフに
「ミノコさんが退院の挨拶に入らしています。」
と、声を掛けていただき、スタッフステーション内の看護師は起立して優しい微笑みの表情を向けてくれました。
今回の入院で静注薬患者の勉強会に全看護師が参加して受け入れ体制を整えていただいたこと、色々と我が儘を言いましたが受け入れて解決の道を探してくれたこと、副作用では対症療法対策を考えていただいたことなど感謝している事を伝えました。
今度入院するときは体調不良ではなくて、普通に検査入院でお世話になる事と、今後とも肺高血圧症患者会よつ葉の会のご支援ご協力をお願いして病棟をあとにしました。
病院正面玄関から久し振りに外へ出ると初夏を感じる季節でした
自宅へ到着すると、ライラック、カラタネオガタマ、シラー、オダマキ、ニゲラ、スズランも花の時季は終わっていました。
悲しい~
出迎えてくれたのは薔薇の花たちでした。