私は、「彼のお父さんが亡くなった」ことにびっくりしました。
当然ですが、メールはほとんどできなくなりました。
彼は「しばらく会社を休んで帰省する」と言いました。(彼の実家は、かなり離れた場所の他県です)
それは、私も当たり前だと思っていたので、何とか傷心している彼を支えたいと思っていました。
それから二週間ほど経ったとき、彼の県の仕事先の人と話をする機会がありました。
彼と交際していたことは話していなかったので、何気なく、彼のお父さんが亡くなった話をしてみました。
すると、その方は
「え?そんな話は聞いてないよ。ずっと仕事に来てるよ。」
「この前の日曜日は、お子さん連れて2人で歩いていたよ」
と言ったのです。
私は目の前が真っ白になりました。
彼の言葉が嘘だったと分かり、何を信じていいか分からなくなりました。
彼は結婚していて、子供も3人いることを聞きました。一番下の子は、当時は2歳でした。
そして、自分のお父さんを亡くしたと嘘を付いたことも許せませんでした。
今、こうやって言葉にしているだけでも、ひどい人間だと思いますが、それでも私は好きでした。
彼氏という存在にしがみ付いていたのかもしれません。
私は、彼に「嘘でしょ」と問い詰めることはしませんでした。
何よりここで彼から縁を切られることが怖かったからです。