世界に絶望した。
とてつもなく。
毎日、通勤電車に乗る。
こんなにたくさんの人たちが一生懸命働いているのに、なぜこの国はよくならないのだろう。
給料は上がらないけど、税金は上がる。別に還元されるわけでもない税金だけが上がる。
国会で居眠りしているだけの高収入と、四六時中寝る間も惜しんで働く低収入が同時に存在する。この世界。
世の中にはたしかに良い人が存在するはずなのに、なぜSNSにはバカとクズがあんなにいるんだろう。
どうして他人に対する悪口をわざわざ文字に起こして世の中に発信できるのだろう。
その行為に一体なんの価値があるのか。
なぜ相手の気持ちを考えるという簡単なことをできない人がこんなにいるのだろう。
どうして簡単にネットに流れている情報を信じられるんだろう。
どうして。
幼い頃は、こんなに世の中を暗く感じたことなんてなかった。
子どもだったから気づかなかっただけで、元から世界は暗かったのか、それとも今が暗くなったのか。
どちらなのか。
死にたいと思ったことは無いが、こんなに暗い世の中だもの、死にたいと思う気持ちは、すごく理解できる。
世界は暗くて、未来になにも希望なんてなくて。
国民がこんなに今苦しんでいるのに何もしない政治家たちばかりで、国民のために動く政治家は消されていって、
日本が良くなる兆しなんかどこにもなくて。でも海外だってきっと、大差なくて。
ただ税金を納めて、必死に働いて、少ない給料で生きていく。そんな自分の将来しか、思い浮かばなくて。
そんなの、死にたくなる。
生きてることに意味が見出せないというよりは、生きている世界に価値を見出せない。
こんな世界に生きている価値はあるのか。こんな世界で必死に生きて、何になる?
そんな疑問ばかりが浮かんでくる。
だからきっと、人は「推し」だとか、「宗教」とかに頼るんだと思う。
なにかにしがみついて、必死に世界に価値のあるモノを見つけて。まるで命綱かのような。
でもその命綱はとても脆いと思う。
私も「推し」がいる。でも「推し」が炎上したり、アンチに無駄に叩かれたりしたら、結局最初に戻る。
やっぱり人はみんなクズばっかりで、地獄で、暗くて、惨い。
生きていたら、この世界に価値はあると思える瞬間はくるのか?
答えてくれる人は遠い場所にいる。
そこまで辿り着くことができたとき、私はきっと、死に損なった結果の延長線上にいる。
疲れて、しんどくて、世界に絶望した。
希望は無い。光は無い。暗い此処。
死にたいとは思わない。でも、世界に価値は見出せない。
人間辞めたいなって思う。
でも辞められないから。
でも、きっと私と同じように苦しんでいる人はいる。きっと。きっといる。
だからどうしたって感じだけど、やっぱり同じ苦しみを持っている人がいるって思えると楽だ。
共感とは、こういうときにし合うべきだ。
苦しいな、いやだな、しんどいな、どうでもいいな
涙が出てくるほど、この世の中に絶望した夜があった。
それを、ここに記録する。