Letters from Midnight

Letters from Midnight

真夜中の当て所ない独り言。

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最近、休みの朝、お天気が良かったら1時間のWalkingに出かけるようになって。

いつものコースにある大きな木。

4階、5階分の高さはあるのだろうか。いつも挨拶して通る。

何歳なのかな。時代をずっと見届けているのかな。

何を知っているのかな。

 

 

 

Citalopram 20mg。

Pills won't wash you out from my brain, Jem.

Wish they would.

 

君が私に約束を残し旅立って20年。

私は耐えられなくなってすっかりヤケを起こして。

そして20年。

自分を凍らせて生き延びた。

氷が溶けたら元の木阿弥だよ。

君の名前を、まだ胸を痛めずには言えない。

逢えないから、この木に君の名前を付けた。

君の名の木に会いに行くには、1時間あるかないといけないから丁度いいね。

 

 

Please someone tell me that I got better.

Please, Jeremy, please tell me that I have got over you.

Hate these sleepless nights.

Don’t let me go back to myself 20 years ago. It was too painful, honey, I cannot take it anymore. 

Jeremy, please, don’t take me back, unless you come back to me.


 

 

AmazonでドラマThe Affairを、数日かけて全5シーズン、駆け抜けてきました。

睡眠不足でフラフラになったけれども、満足感はありました。

 

日本では「アフェア 情事の行方」というサブタイがついていますね。

アメリカのShowtimeというチャンネルで2014年から2019年にかけて放映されていたドラマです。

主演はイギリス人俳優のDominic West。脇を不倫相手、のち妻役のイギリス人女優Ruth Wilson、本妻役はアメリカ人女優Maura Tiemeyが固めています。

第72回ゴールデングローブ賞、Ruth Wilsonが主演女優賞、2冠を取っています。(Dominicは主演男優賞へのノミネートのみ)

Wikiに書いてある通り、「羅生門効果」を使っています。

一つの出来事を、別のキャラクターの視点で描く。記憶の曖昧さや、見ている側の印象が、別視点を知る事でガラッと見方が変わり、自分が一方的にジャッジしていたと気付かされる、そんな立体的な描き方をしています。

面白いなぁと思ったのは、着ている服や小物が、キャラクターからの視点によって変わります。

男性視点での再現フィルムは、女性のスカートの丈は短く、胸元も大きく開いたようだったり、話す内容も誘惑的であったり、逆に凄く意地悪だったりする。

男性側の記憶では、自分がいかに理性的で論理的な言動をしていたと思っていても、女性側からの再現だと、男性はずっと身勝手で武居高で感情的で子供っぽく描かれたりしています。

女性が男性にマフィンとホットコーヒーを差し入れするシーンでは、男性の記憶ではドーナツに変わっていたりする。

これリアルだなぁ。こういうシーンでドーナツかなんか甘いもの、と適当に記憶する男性に対して、女性にとってマフィン+暖かいドリンクという気遣いは結構重要点高いし意味を持っている。ドーナツ箱買いで「どうぞ」ってこのシーンであり得んわ〜と、女性として思うけれど、男性は別にどっちでもいいじゃん?となるのだろうか。ドーナツにリアリティは感じないけど、マフィンなら説得力を持つ。真実は不明だけれども。

 

人の記憶というのは、大概こんなものじゃないかなぁと、そこにリアルを感じました。

誰もが自分の望むように記憶を湾曲しながら生きている。暗闇の中、懐中電灯で物を探すみたいに、光の当たる部分以外の記憶は曖昧模糊だ。だから自分で記憶を希望通りに修飾してしまう。みんながみんな都合良く書き換えてしまう。それは生存本能なのだと思います。ありのままの記憶であればあるだけ、現実というものの切れ口は鋭いまま、何度も繰り返しその人を傷つけて行く・・・

記憶を湾曲できる事、忘れる事、そして修飾して行く事、それは人が生きる上で、とても大事な本能だと思います。

 

ドラマに話を戻します。

ファイナル・シーズン5にRuthとCole役のカナダ人俳優Josua Jacksonは出演していません。

残念です。RuthのAlisonが一番好きなキャラクターだったのにな。

シーズン5にはAlisonの娘が大人になって出てきます。時代は2053年だったかな。

って、あと30年したら世の中は2051年ですよ。もしかしたら私はその時まだ生きているのかもしれない。

棺桶に片足突っ込んだお婆ちゃんの自分は想像できても、2050年代とか、物凄く未来な響きで想像できない・・・(汗)

 

そうそう、凄く印象に残ったのは、確かシーズン3に出てくる、カナダ系アメリカ人俳優のBrendan Fraserです。

The Mummy(ハムナプトラ)で知られているかもしれませんが、現在52歳。かなり恰幅が良くなり、あの印象的な顔付きも狂気を増して、サイコパス的な看守役が凄く板に付いていた・・・いるいる、こういう奴!自分が弱いばかりに権威と職権を乱用する奴!と、ちょっと自分の元旦那と重なって(苦笑)リアルだわ。演技上手いなぁw

 

さて、なぜジョシュアが降りたのかは調べてないのですが、Ruthが役を降りたのは、制作側が不必要にSexシーンを挿入したがり、彼女に脱げ脱げと圧力かけた事が原因のようです。

確かに、RuthのAlison役だけではなく、出てくるキャラクター殆どが、誰かと知り合うとすぐ寝ちゃう。「ありえへん」と思うシチュエーションでSexしてしまう。そこがなぁ・・・ちょっと難点だな、と観ながら感じていました。

日本人に比べて、大まかに言ってしまえば欧米人の方が性に対してGo getterだとは感じていますが、流石にそんな簡単に寝るかい?若い子たちならともかく、結婚している身で男も女も?40代、50代でも?う〜ん・・・歳を重ねれば重ねるだけ、フットワーク重くなる気がするけどなぁ・・・

そして作中で気になった言葉が「Fuckable」

・・・(汗)

私は中年になった今Fuckableなのだろうか。

・・・ないな。激しく無いな。

日本語でいうと「性行為可能」?

中年なので、もう性対象市場からリタイアしたつもりだけれど、欧米人はリタイアしないもんなぁ・・・50代のHelenに若いSierraが「あなたはその歳でもFuckableだもの」と言う。実際Helenは出会ってすぐの映画俳優とSexする。

男性から見てもFuckableだし、実際彼女もFuckable。

そんな世界が50代で実際繰り広げられているのだろうか・・・

 

最近、3歳年上の在米日本人の友人に彼氏が出来た、と報告を受けた。

うひゃ〜。マジか〜。あり得へんわ〜、と思ってカウンセラーのジョンに言ったら、いや、全然あるでしょ。

ブルーも愛を見つけられると良いんだけど、と。何歳になってもCompanionshipは大事だよ、と。

結局二人でも寂しくなるのだから、一人でも寂しく無いように強くなろうとメンタル鍛えてるのに、結局人はつがいとなる相手を求めるものなのだろうか。結局鯔のつまり、人は一人で居られないものなのだろうか。

孤独はそんなに悪いものじゃない。邪魔されないのは快適だ。学びはないのかもしれないけれども・・・・う〜ん。

人様はそれで良いだろうけど、やはり私自身は例外な気がするなぁ。

孤独と仲良くなる。一人で映画を観に行って、一人で外食する。そういうの凄く自分に合っている気がする。

私はFuckableでない自分に価値を置いているのか、それともそうしか道が無いから納得しようとしているのか。

 

 

 

悩める醜い中年女子。

喉に引っかかった小骨のように、今私の喉元に、飲み込みきれない言葉が刺さったままになっています。

 

 

 

 

 

 

 

I want to keep making sure where is the bottom.

So I can kick the bottom of it, and jump to the surface to breath.

It is better that way, staying in the bottom, instead of fighting to stay afloat.  

 

犯罪心理物が好きな私ですが、前回のThe Sinnerに続きMy Hitです!

そもそも心理学は大好きだけれど、専攻する人が多いので職にあぶれやすい、と聞いて結局さらにもっと職に繋がらない美術を専攻してしまったのですが・・・大学の心理学の授業がとても楽しくて、落第生徒救助の為の特別Assignmentまで必要もないのに課題提出して、結果120%の成績でクラスを終えました。ただ、込み入った課題になると、自分の英語力に自信がないので心理学は諦めました。でもやっぱり面白いなぁ。特に犯罪に関わるような衝動のある心理はすごく興味深い。

オンラインで授業取ろうかな、と思うくらいです。

 

さてこのMindhunter。

製作総指揮、監督はあのSevenやFight Clubで有名なDavid Fincher。

主演はジョナサン・グロフ、ホルト・マッキャラニー、オーストラリア女優のアナ・トーブ。

内容はFBIの心理捜査官の成り立ち、立ち上げのお話です。実在する連続殺人犯たちと向かい合い、「シリアル・キラー」と言う言葉まで作ってゆく。

Netflixに現在Season1 & 2があります。Season 3に関しては現在未定。フィンチャーのスケジュールの都合で未定になってしまいました。主演俳優たちのスケジュールもキャンセルになっている所をみると、すぐに撮影再開とはいかないようです・・・凄く残念。評論家たちの評判や採点も非常に良いのですけどね〜。

一部では2023年に撮影が再開される、と言う噂もあるようですが、どうでなるのでしょうか。

 

SevenもFight Clubも面白かったけれど、このMindhunterでフィンチャーの細かく有効的な表現に圧倒されました。

グロフがフィンチャーと面談する前に、友人からアドバイスをされたとの事。

それは、フィンチャーと話す時には、額で表現するな、語尾は下げろ、笑顔は控えろ、と言われたそうです。

欧米人にありがちな眉毛をオーバーに動かしたり、顔芸でシアトリカルに表現するのはフィンチャーは苦手なようです。

グロフは私生活では同性愛者なのですが、日本人のゲイでは分からないけれど、アメリカ人のゲイは何故か身振り手振りが多い。

話し方も優しくて、語尾が上がり気味、笑顔も多い気がしますが、グロフは撮影中も無表情のつもりが笑顔になっていて、監督から何度も指摘されたと言っています。

しかし何より、グロフの演じたHolderというキャラクターを効果的に知的でサイコパスかと思える程異質に見せているのは、Holderが無表情でSoft spokenだからだと感じました。

そもそもグロフの声が多少高めでとても柔らかい響きを持っている。彼の声を非常に合理的に発揮させて、知的で特異な若者像を作り上げていると感じました。

Soft spokenというのは控えめで優しい話し方を言います。Mumbleはモゴモゴと呟く感じで、「He mumbles.」と言うと「もごもご話すから何言ってるか分からん」のような否定的な意味で使われますが、Soft spokenはgentleな意味合いで言われます。多少ボリュームに難があるかも知れません。知人の女の子が体が大きいのにとてもSoft spokenで、年寄りから「え?」って何度も聞き返されています(;_;)男性の場合、Soft spokenが多少マイナス要素になる可能性も時と場合であるかも知れませんね。

一刻も早い撮影再開を待ち望んでいます。

 

 

次は何を観よう・・・

Climinal Mindは似たような犯罪心理物だけど、今ひとつ持って行かれないんだなぁ・・・一つの事件を一話にしないで、もっと掘り下げてくれると良いのになぁ。

ちなみに24シリーズを今更観ています。現在シーズン3中。CISが架空な部署なのが残念。でもまぁまぁ楽しんでいます。

ネフリで日本のドラマも観たいのですけれど・・・

石橋凌のSmorkingを数話観て挫折しました。

色々と・・・演技が・・・観ていて冷めてしまう。

アリス・イン・ボーダーランドというのも一話観て挫折。

現在ドラマ難民中です。